インタビュー タイの新潮流
WiSE編集部 RyDEEN Co., Ltd.
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2017.06.14

「タイで宅配といえば、SCG・クロネコに」

マネージングダイレクター
濱西 陽司

《プロフィール》
はまにし ようじ

■1976年生まれ。岡山県出身。早稲田大学卒業。日本のガラス大手と重工大手を経て2010年SCGに入社。現在に至る
■座右の銘:一剣通萬理
■尊敬する人物:伊能忠敬
■愛読書:隆慶一郎
■趣味:剣道
■バンコクの行きつけの店:スターバックス
■愛用の腕時計:スカーゲン
■愛用の鞄:サムソナイト
■よく見るまたは、活用しているウェブサイト:クルンテープ剣友会
■社用車または愛車: アルティス

 


 

今年1月のサービス開始から矢継ぎ早ですね
当初、バンコクと近隣3県でスタートしたサービスエリアを、5月から東部8県にも拡大させ、タイ初の小口保冷輸送サービス「クール宅急便」も開始しました。当初の計画を上回るペースで拡大しています。

弊社の戦略は、日本の宅急便と同様に、いかに差別化を図るかです。その点、日本で築き上げられたクロネコヤマトというブランド力は強みですね。タイ人にとって、日本は製造、サービス業、観光などあらゆる面で品質への信頼度が高い。当然、日本のトップクラスの運送業者であれば、配送品質も高いと思われます。後は、実際にタイの利用者に品質の高さを実感してもらい、真の価値を認めてもらうことです。

開始から約半年で手応えはいかがですか
概ねプラスの評価のお声を頂戴しています。弊社の根幹でもある、セールスドライバーの教育には、日本からインストラクターを呼び、現場に張り付いて直接的な指導をしています。弊社ではすべてのドライバーが正社員です。お客様と接するドライバー教育は、最も重要であり、きちんと荷物を両手でお渡ししているか、笑顔で接しているかなど、細かな気配りができるよう日々、指導・努力をしていますよ。

両社合弁によるシナジー効果はいかがでしょう
日本における「クロネコヤマトの宅急便」というブランドは確立されています。とはいえ、タイには6000万人以上の人口と日本の1.4倍の国土があります。例えば、地方にいけばクロネコヤマトを知っている人は少なく、逆にSCGを知っている人の方が多いでしょう。クロネコヤマトは、日本において宅配文化を浸透させ、日本人の生活スタイルを変えました。遠く離れた両親や知人へのプレゼントを送る、手ぶらでゴルフやスキーに行く。果ては、全国津々浦々の名産品を産地から届けてもらうなど、宅急便の革新的なサービスによって生まれた消費文化も数多くあります。

我々の目標は、タイにおいても、宅急便を通じてタイの人々の暮らしをより豊かにする一助となりたいと思っています。そのためにも、先ずは全国配送網を構築いたします。来年には実現できる予定です。

日本のように気軽に活用できる日がくるのですね
日本では、ヤマトの営業所ではなくとも、コンビニや酒屋など、どこでも利用できますが、タイでも同じようにどこでも気軽に荷物を出せる利便性を実現したいと思っています。開業以来、多くの方から取扱店になりたいとのご要望を承っており、順次取扱店を増やしております。日本よりも国土の大きい場所で宅急便を展開するのは初めてで、いわば挑戦ですね。

SCG出身と伺いました
タイに留学をしたのをきっかけに、タイに関係する日系企業を経てSCGに就職しました。駐在員時代(日系企業)も含めると累計11年の滞在です。日本を離れてSCGに就職した私が、日本の宅急便をタイで広めるお手伝いをさせていただく機会に恵まれたことに縁を感じています。タイで宅配といえば、SCGとクロネコのロゴを思い浮かべる人を増やすのが最大のミッションだと思っています。

剣道が趣味だそうですね
剣道は、歳を重ねてもできる武道なんです。タイでは年3回大きな大会があり、ASEANには剣道ネットワークがあるんです。いつかは、防具を宅急便で運んで、遠征に行きたいですね。

日本の安心・安全の宅配文化をタイに根付かせ、タイ人のライフスタイルを豊かに。SCGとクロネコのロゴがタイを駆け抜ける
日本の安心・安全の宅配文化をタイに根付かせ、タイ人のライフスタイルを豊かに。SCGとクロネコのロゴがタイを駆け抜ける

 


 

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