インタビュー タイの新潮流
WiSE編集部 RyDEEN Co., Ltd.
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2017.07.12

「No.1ブランドを確立します」

マネージングダイレクター
小林 正樹

《プロフィール》
こばやし まさき

■1972年生まれ。東京都出身。1995年パラマウントベッド株式会社に入社〜現在に至る。
■愛読書:大前研一氏関連
■尊敬する人物:父
■趣味:美味しい食事
■愛用の腕時計:嫁に貰ったアストロン
■愛用の鞄:TUMI

 


 

タイでの事業領域を教えてください
基本的には、医療中心に展開しています。日本では介護事業のイメージが強いのですが、創業70年来、医療ベッドを中心とした病室設備が中心で、病室用ベッドのシェアは70%を占めています。実際、日本で介護ビジネスに参入したのは約25年前です。日本中心に事業拡大を進める中で、海外にも目を向け、2010年頃から本格的に海外進出を加速させてきました。現在は、中国、シンガポール、インドネシア、インドといったアジアを中心にメキシコやブラジルにも拠点を置いています。タイ進出は、海外展開が本格化した10年ですから、ちょうど7年ですね。医療ベッドを中心にサミティヴェートやバムルンラードといったハイエンド民間病院様を中心に納品させていただき、弊社の強みでもある病室全般の備品についてトータル的に提案を目指しています。

赴任(2012年)された時期は進出間もなかったということですね
そうですね。当時はお恥ずかしいですが社員も数人でした。赴任して5年が経ち、現在は30人超となりました。当時は、日本での知名度とは裏腹に、タイではほとんど無名ですから、「どこの会社ですか?」と聞かれながら営業したのを覚えています。そこで、先ずはブランドづくりに力を注ごうと5カ年計画を立て、初年度はマーケット調査から開始。2年目から少しずつ企画提案型の営業スタイルを実行し、介護の販売を強化。在庫やロジスティクスのアフターサービスを強化して参りました。

今年が最終年度ですが
おかげさまで、業界での認知度は高まったと思います。年末には5カ年計画の目標であった、シーナカリンに大型のショールームも完成予定で、ブランドづくりの1つの目標は達成できるのではと予想しています。現在、日本人が多く通うレベルの病院の多くが弊社製のベッドを使用していただいていますし、近年の実績で言えば病室用ベッド市場ではトップに近い存在になったと自負しています。振り返れば、難しい市場でした。日本は総中流社会ですが、ご存知の通りタイは格差が存在します。ひとつの市場に30年前の日本と世界トップレベルが混在しているからこそ、セグメント、ターゲットを明確にし、プロモーションをしっかりかけていくことが重要でした。ハイエンドやミドルエンド市場は、今後も品質にこだわると思うので、伸びしろはありますね。

タイの拠点は隣国も担当していると
タイ現地法人のミッションは、大きく3つで、タイの医療、タイの高齢者(介護)、タイ以外の周辺国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)で医療に貢献することです。4カ国に比べてタイは頭一つ抜けて発展しています。中でも病院(医療)分野では設備は先進国に引けをとりません。また、高齢化率が10%を超え、タイ政府もヘルスケア分野に制度面でも力を注ぎ始めています。後者の現状はというと、富裕層では個人レベルで、介護やヘルスケア製品を求める傾向が強まってきましたが、介護施設といった広く一般的なサービスは黎明期でしょう。国民全体で介護が必要になるという認識を広める啓発活動が必要と考えます。一方で、隣国は病床(病院)が足りていないため、ベッドを増やす段階です。今は質よりも量が求められていますが成長するにつれて高品質な製品を求められてくると考えます。弊社製品は30ラインナップ(400品目)あります。求められる製品とサービスをお届けすることで信頼を勝ち得ることを目指しています。

初の海外赴任ですが
日本国内で現場営業、営業本部スタッフを経験してきました。前述した通り、弊社の海外進出は浅く、諸先輩が少ないため手探りでした。だからこそやりがいがあると言えます。5年間でタイ市場におけるNo.1ブランドに近い地位を得ましたが、まだまだこれからです。実は8月より新たな市場(中国)に挑戦することになりました。今後は、ローカルスタッフの中から生え抜きのマネジメント層が誕生すれば、より基盤は固まると思います。

年末オープン予定の新ショールーム イメージ図
年末オープン予定の新ショールーム イメージ図

 


 

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