アジアで最も10代の妊娠率が高いタイ。無計画な妊娠が問題に

タイでは若者が無計画に妊娠するケースが急増。
アジア1位という現実をどう受け止めるべきか。

ユニセフ(国際連合児童基金)によれば、毎年12万人が無計画に妊娠をし、大きな問題となっている。

タイ保健省の副大臣によれば、初めて性行為を経験する平均年齢が下がっており、現在は15歳〜16歳になっているとのこと。そのうち避妊用具を使用したのはわずか55%だった。

一番の問題は無知ということ。1回の性行為だけでは妊娠しないという誤った考えを持っている人も多く、気がつけば妊娠といったことが実際に起きている。

2011年のタイの記録によると、20歳以下では1日に平均370人が出産し、15歳以下では10人。2011年に中絶を経験した53%が若年層で、80%以上は無計画で妊娠した。

副大臣は「タイはアジアで一番、10代の妊娠率が高く、世界でも2番目となっている。家族や教育機関、病院、クリニック関係者にもこの件について考えてもらいたい」と述べている。

また、経済社会開発局は、インターネット交流サイトの「フェイスブック」などが、若年層の妊娠を引き起こす原因になりうると問題性を指摘。フェイスブック利用者は若年層が最も多く、全体の4割を占める。2月14日のバレンタインデーについて、「この日に処女を捨てよう!」といったサイト上での呼びかけが若者の間でアップされている。

また、タイでは違法中絶手術の件数も非常に多い。タイの衛生局によると毎年少なくとも30万人が不法な手段で中絶手術を行っているという。2010年11月にはバンコクの寺院に違法な中絶クリニックから持ち込まれたとされる500にも上る胎児の遺体が発見された。

早急に対策を講じないと明るい未来は望めない。そもそもタイでは中絶は違法であり、避妊をしなければ性病の蔓延だって起こりうるのだ。やはり一番大切なのは、避妊を理解するということ。「マイペンライ」では済まされない現実を政府、家族も含めて真剣に取り組んでいく必要がある。

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