【バンコクハイジーン】VOL.69 : プライ

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


在タイ歴も長くなりますと、日本に帰国される際のお土産選びには、毎回、頭を悩ませていませんか?
私の場合、お年を召した方には特に、タイの軟膏が一番喜ばれます。小さくて持ち運びも便利なので、帰国の際にはいつも、タイの軟膏をお土産に持って帰ります。
しかし、ひと口に“軟膏”といっても、バンコクではたくさんの軟膏が売られていて、色も形もさまざま。何がよいのかお店の人に聞いたところ、「イチオシは絶対にプライ」だと言っていました。
“プライ”はショウガの仲間でタイ原産の植物。日本名は“ポンツクショウガ”というそうですが、食用ではないようです。根茎に筋肉の緊張を取り、痛みや炎症を和らげる成分があって、薬用として使用されているとのこと。
古くからマッサージの際に使用されており、ハーブボールやハーブサウナに入っている成分の一つは、プライなのだそうです。また、ムエタイ選手のケガや、筋肉疲労の回復を助ける軟膏としても、ずっと使われてきたようです。
さらに、痛みや炎症を鎮める効果があるほか、免疫強化、抗菌、抗ウイルス作用といったメディカルな特性も持つようで、生理不順や便秘にも効果を発揮すると言われています。
肌への刺激が少ないので、子どもからお年寄りまで、安心して使うことができると思います。
私の行ったお店では見かけませんでしたが、インターネットで探すと、プライのエッセンシャルオイルも販売されている模様。
普段の生活にも使えますので、日本の方へのお土産はもちろん、ご自宅用にも一つ、常備されてみてはいかがでしょうか。

This is what you want, for live long

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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