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| 製紙 | 王子ペーパー(タイランド) |
| タイを拠点にアジア全域に広がる 息の長い商品に育てていきたい |
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| 従来発売していたKODOMO紙おむつを取りやめ、日本製のネピア紙おむつに切り替えるというリブランドを展開している王子ペーパー(タイランド)。いい製品は必ず伝わる、という信念の下、ゼロからの再スタートを開始。シェア獲得へと本格的に動き出した。 |
| 王子製紙の100%子会社として、1996年に設立された王子ペーパー(タイランド)。設立当初からノーカーボン紙、近年ではラベル用紙、感熱記録紙の製造販売を行なってきた。そして現在、同社が新たな柱として力を入れているのが紙おむつだ。これまでも同社は地場企業と提携した紙おむつを販売していたが、今年から赤ちゃん用の紙おむつ「ネピア」とパンツ型の紙おむつ「ネピアパンツ」の販売へと切り替えた。 現在タイで販売されている紙おむつは、吸収力重視の分厚い物が主流。しかしそれはいわばコスト重視で、そのぶん通気性が犠牲となって蒸れてしまい、かぶれの原因になるなど子どもにとっては弊害も少なくない。 日本では、子どもが身につける製品は何より安全性が優先されるのが常識だが、タイをはじめ東南アジアでは、まだそうした認識が一般的だとは言えない。にも関わらず、同社は製紙メーカーの良心から、売れ筋の吸水性重視の製品ではなく、あえて 赤ちゃんのおむつかぶれ防止のため、日本製の発売に踏み切った。 現在販売している「ネピア」が優れているのは単に通気性だけではない。肌が触れる部分には柔らかな素材を使用し、漏れを防ぐ立体ギャザーを2枚、しかも高さ40ミリという構造的な技術や、おむつの取りかえ時期を知らせる「おしっこシグナル」、おむつかぶれの原因となる悪玉酵素の働きを80%抑制する「ユーカリエキス」の配合など、王子製紙ならではの技術が導入されている。 同社では、紙おむつという商品の特性上、決して短期での売上げ増を追い求めるのではなく、無料サンプルの配布などでまず品質のよさをアピール。時間をかけて息の長い商品に育てた上、将来はタイを製造拠点として、通気性に優れた日本標準のおむつを東南アジア全域で販売する戦略。「商品に愛情を持って、認知していただく努力を続けていきたいと考えています」(紀伊マネジング・ダイレクター) 同社の品質が理解され、タイの子を持つ親の認識が変わるのも、そう遠い日ではないはずだ。 |
![]() 水森亜土氏が描くキャラクターを使用した「ネピア」ブランド |
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