大気汚染が深刻化

過去に例が無いほどの危機的な状況。
PM2.5対策で、政府がマスク着用を呼び掛け。

 

最近、霞がかっているような状況が続くバンコク都内。タイ天然資源・環境省公害監視局は8日、公式フェイスブックにバンコク都の公害状況を投稿した。

霞の正体は「煙害」。最低気温20〜23℃、最高気温31〜33℃、湿度88%という、微小粒子状物質(PM2.5)被害が拡大する条件が揃ったことが要因だそう。特にバンナー区、ワントンラーン区、ラマ4通り沿い、ラップラオ通り沿いでは、米環境保護局が「良い」と定める大気質指数50を越える、「極めて良くない」203を記録した。先月下旬から風が吹かず、PM2.5が分散しなかったこともあり、しばらくはこの状況が続くとみられている。

米国ワシントン大学保健指標評価研究所IHMEの調査によると、PM2.5は、生命に関わる心臓麻痺、一過性脳虚血発作、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がんなどを引き起こす可能性が高い。というのも、大気中に浮遊する粒の大きさは人間の髪の太さ約30分の1。そのためPM2.5を吸い込むと、あっという間に体全体に行き渡るという。同監視局は、子どもやお年寄りをはじめ、特に呼吸器や心臓に疾患がある人へ外出時のマスク着用を呼び掛けている。

農業・協同組合省グリッサダ―大臣は今回の煙害対策のため、煙害地域に人工降雨の実施を検討しているとのこと。臨時措置も必要だが、タイ政府には原因となる公害対策へも本腰を入れて取り組んでほしい。

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