警察採用試験で大規模カンニング

不正や悪事を一掃し、国民の生活を守る存在の警察
正義を目指す若者によるカンニングが大問題

 

首都圏警察の採用試験で大規模カンニングが発覚した。同様の事件はどの国でも見られるが、今回のケースは受験者と仲介者、運営側が一体となった大規模かつ組織的なものだった。
問題の採用試験は、昨年12月4日にバンコク都内のラムカムヘン大学で行われた。定員1000人に対し全国から1万3285人の申し込みがあり、その内、筆記試験をパスしたのは1800人。ところが、答案をチェックしたところ、ある受験者の答案で、一度大きな文字で正解を書き、そのあとに消された形跡を発見。しかも、その答案を提出した受験者は150満点中13点という極めて低い点数だったため、合格の意思がないカンニングの先導役と判断。翌日、同様の答案を提出した4人に事情聴取した。タイ王国国家警察庁は広報を通し、カンニング容疑の受験者は418人になると発表。デジタル機器を使ったカンニングの取締が厳しくなり、アナログな方法を採ったのではと見る。
事件が話題になると、カンニング経験者がその手口をSNSに投稿。専門仲介者に10万バーツを支払い、有名大学の医学部や歯学部に通う学生を雇い、受験者として会場に紛れ込ませる。偽の受験者は、依頼者に見えるよう、わざと答案用紙に大きな文字で正解を書く。さらに仲介者は同室で試験を受けられるよう手配する協力者にもカネを支払い、手引きさせるというもの。
試験自体を無効とするか、カンニング容疑のある受験者のみを処分するか。国家警察庁のチャッカティップ長官の最終判断に注目が集まる中、今度は第7管区地方警察本部でもカンニングがあったと今月10日のニュースで取り上げられた。同日には行政警察官であるチラポン容疑者が弁護士と共にパホンヨーティン署に出頭。同容疑者は一人で犯行を行ったと自白。警察になりたい学生に直接カンニングの話を持ちかけたという。警察内部の犯行の発見にあらためて問題の根の深さが浮き彫りとなった。
結局、今回の事件はカンニングに関与した受験者の合格を取り消し、成績下位の人間を繰り上げ合格とする見通しとなった。正直者が損をせずに済んだのは、せめてもの救いだろう。

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