ネットの恐怖。 ファンがでっち上げた冤罪流布に怒り心頭で逆提訴
日本でも、キュレーションサイトの記事の信ぴょう性が疑問視されている昨今。SNS大国タイでは、ファンらが流した浮気冤罪が話題となっている。
事の発端は、チャンネル3の人気ドラマの主演女優タクサオーン・テチャナロン(通称アフ)さんが、とあるイベントで「夫とは別居している」と発言したことからはじまった。
アフさんの夫ソンクラン・テチャナロンさんは、リゾートホテルを経営する実業家で、業界では名うてのプレイボーイ。
アフさんと付き合い始めた頃は、世間が心配するほどだった。
しかし、結婚後は次第にそのイメージも薄れ、子どもも生まれ、幸せ生活を送っていると思われていた。
ところが、アフさんの発言が一変させる。
当の本人は、本当のことを言っただけのようだが、堰を切ったように、ネット上では「夫が浮気したんだ」「相手はグワーンという女性アナウンサーだ」とファンらが、憶測とアラ探しを開始。
遂には、グワーンさんがSNS上でアップした写真の中の食器に、ソンクランさんが写り込んでいるとし、「やっぱり、こいつが浮気相手だ」と一方的に断定。
その後は、グワーンさんへの激しい誹謗中傷が開始され、事は泥沼化していった。
当然、グワーンさんは、自身のSNSで「写っているのは私の友達。
ソンクラン氏とは取材で1度しか会っていない」と身の潔白を投稿。
しかも、怒りはそれだけで収まらず、ファンらを相手取り提訴したそうだ。
SNSは便利だが、情報のひとり歩きは怖い。