常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。
我が家では、10年ほど前からニンジンジュースを朝食代わりに飲んでいます。4人家族全員で毎日飲むには、1週間に約10〜15㎏のニンジンが必要。そして、皮むきとカットがなかなか大変。
しかし、ニンジンジュースを作り続けて6年、奇跡が起こりました。
ある日、いつもの様に夫が買い出しに行くと、そこには皮がむかれ、縦に切られ、「ジュース用」とラベルが貼られているニンジンが売られていたのです(写真)。タイでもニンジンジュース作りが流行ってきているということなのでしょう。
ニンジンには、人間が必要とする栄養がほとんど含まれており、ビタミン類が約30種、ミネラルが約100種、多数のファイトケミカル(※)が含まれています。特にβカロチンが多く、体内の毒素を排出し、有用な腸内細菌を育て、体を温め、美白・美肌効果があります。βカロチンには抗発癌作用があるとされ、「ゲルソン療法」という1日何杯も飲んで癌を治す方法もあるそうです。
作り方はカンタンで、ジューサーに入れて絞るだけ! ニンジンだけでもOKですが、リンゴを加えると、さらにおいしくなります。できれば低速ジューサーの使用をオススメ。また、基本的なことですが、ニンジンとリンゴはオーガニックなものを使いましょう。
ちなみに効果効能ですが、40代半ばの私が先日、機械による肌診断を受けたところ、「32歳の肌年齢」と診断されました。
ぜひ、お試しください。
※野菜や果物などの植物が持つ化学物質。抗酸化力、免疫力のアップに効果があるとされています
【Profile】
クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦