【タイ進出動向】光岡自動車、新規3車種を同時発売 他

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介

新型車など新規3車種を同時発売 バンナーには新ショールーム開設
光岡自動車

同時発表される新型「我流」、「Himiko」、「Viewtハッチバックモデル」の3車種

同時発表される新型「我流」、「Himiko」、「Viewtハッチバックモデル」の3車種

 

富山市に本社を置く光岡自動車のタイ法人MITSUOKA MOTOR (THAILAND) CO., LTD.が24日からバンコク郊外のイベント施設IMPACTで開催される「バンコク・インターナショナル・オートサロン2015」で新型車など新たに3車種の販売を開始する。28日までの5日間。成約客へ最大50万バーツのキャッシュバックなどが行われる。

英国車ロールス・ロイスをデザインモチーフに開発された「我流(ガリュー)」はモデルチェンジされ、5代目として初お目見え。1996年に初代が発表、コアなファン層に支えられてきた。ベース車両はJ32型日産ティアナからL33型ティアナへと変更される。同社にとって初めての海外での研究開発。その拠点にタイが選ばれた。伝統の大型フロントグリル、丸型ヘッドランプは継承されながらも、より現代的なボディラインに仕上げられている。

マツダ・ロードスターをベースとしたタイで最も人気のある2人乗りオープンカー型パイクカー「Himiko(卑弥呼)」には、新たなグレード「Limited Edition」がラインナップに加えられる。これまでの落ち着いた色彩とは異なるハイインパクトなグリーンとオレンジの2種類について、それぞれ限定5台が用意される。

英国車ジャガーを連想させるのが、1993年の発売以降22年にわたって光岡ブランドを牽引してきたロングセラーモデル「Viewt(ビュート)」。日産マーチがベース。経済成長が続く東南アジア市場で中間所得者層向けに新たにハッチバックモデルが追加される。完全受注制のため納期まで時間を要するが、貴方だけの「特別の1台」を手にすることができる。

また、光岡ではバンコク東郊バンナー地区に新たにショールームを開設する。すでにソフトオープンしており、グランドオープンは7月28日の予定。問い合わせは081-884-2636まで。

 


 

6/16 タイ・デジタルサービス会社の株式取得
電通

大手広告代理店の電通(東京都)は16日までに、海外法人の電通イージズ・ネットワークスを通じて、タイのデジタルサービス会社「フレックスメディア社」の株式51%を取得したと発表した。将来的に完全子会社化するためのオプション付き。電通は買収完了後、グループ会社の現地法人と合併させる方針で、社名を「フレックスメディア・アイプロスペクト」に変更する。2005年に設立されたフレックス社はインターネット広告を中心にデジタルサービスを展開。データ分析やブランドコンサルティングなどで高い評価を得ており、合併により更なるサービスの向上を図る。


 

6/17 タイでアイスクリーム事業を開始
江崎グリコ

製菓メーカーの江崎グリコ(大阪市)は17日、来年1月からタイ市場でアイスクリームの販売事業を開始すると発表した。そのためのマーケティング・販売会社の設立手続きを今月中に完了させる。新会社は「グリコフローズン(タイランド)」で100%出資。資本金は2億バーツ。同社はインドネシアでアイスクリーム工場の建設を進めているが、タイを経済成長の続く東南アジア市場の販売拠点とする。同社によると、タイのアイスクリーム市場は2013年現在、年間約353億円。近年は年間6%の割合で拡大しているといい、一気にシェア上位獲得を目指す。


 

6/18 東南アジア進出企業向けに支援事業を展開
大日本印刷

大日本印刷(東京都)は18日までに、東南アジア市場に進出する日系企業や現地企業向けに、マーケティングやブランド戦略、PR活動までを総合的にサポートするための支援事業を6月から開始すると発表した。そのために、タイに本社を置きアセアン6ヵ国とインドで広告事業を展開する中央宣興(タイランド)と業務提供を行う。大日本印刷が得意とする企画開発力や情報通信技術(ITC)と中央宣興の豊富な実績を融合し、質の高いソリューションサービスを提供する。中央宣興は1963年に駐在員事務所としてタイ進出。2001年にはタイ証券取引所に上場し、現在は独立してアセアン市場で事業を展開している。

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