【バンコクハイジーン】VOL.37 : ライスミルク

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

みなさんは、玄米と水でできた「ライスミルク」という飲み物をご存じですか? “お米の国”であるにも関わらず、日本ではあまり馴染みがないのですが、欧米では牛乳の代用品として昔から飲用されてきた植物性のミルクです。
日経トレンディの「2015年ヒット予測ランキング」で4位にランクインしたライスミルク。私の周りではまだ流行の兆しが見えませんが、バンコクの大手スーパーでは気軽に購入できます。
気になるのは、その栄養価。先述したように、ライスミルクの原料は玄米で、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、人間に必要な栄養素を豊富に含んでいます。また、リラックス効果や癒し効果があるというGABA、肥満や糖尿病を防ぐγ(ガンマ)オリザノールという成分も含まれているそうです。
玄米=お米なので、必然的に炭水化物は多くなりますが、これだけの栄養が摂れる上に低カロリーというのは、かなりの優れモノと言えるのではないでしょうか。また、牛乳を飲むとお腹が緩くなったり、アレルギー反応を起こしたりする方にも、ライスミルクは代用品としてオススメです。
味は、牛乳よりあっさりしていて、後味がほんのり甘め。冷やしても温めても、そのままストレートでも飲みやすいと思います。直接飲むだけではなく、シリアルにかけたり、クッキーやケーキなどお菓子作りに使ったりと用途もいろいろ。甘味があるので、砂糖控えめにもなります。
いまだ日本ではブームになっていないライスミルク。日本より入手が簡単なバンコクから、逆輸入の形で流行を作ってみてはいかがでしょうか?


 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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