【バンコクハイジーン】VOL.41 : マトゥーム茶

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

1年中暑いタイでは、冷たいものを飲んだり、エアコンの効いた部屋にいたりすることが多いため、体調管理が大変です。胃腸の調子を悪くし、冷えや疲れの症状が出やすい人も多いと思います。
今回はそんな人にぜひ飲んでいただきたいスグレモノのお茶、マトゥーム茶をご紹介します。
マトゥームは英名ベールフルーツといい、ミカン科の果実。しかし、柑橘系特有の酸味はなく、キャラメルのようなほのかに甘い香りがします。
味は少し香ばしくて、疲れた心と身体をリラックスさせてくれるような優しい風味。タイのスパやマッサージ店では、施術の後にもよく出されるなど、定番のお茶です。
その効能は幅広く、不要な脂肪、痰、ガスを排出し、消化促進にも効果があるとのこと。また、癌予防、心臓強壮、腎機能向上、むくみ抑制などにも効くといわれています。
特に、消化器系のトラブルには効果があるらしく、便秘や下痢、過敏症性腸症候群など、胃腸トラブルのある方にピッタリなお茶とされています。
タイにいると、冷たい飲み物とエアコンのせいで、便秘になる方が多いという話を聞いたことがあります。女性の方は特に、便秘になりやすい傾向にありますが、このお茶を飲めば、改善すること間違いなし。
バンコクのスーパーでは、スライス状の乾燥マトゥームが売られていて、お湯を注ぐだけで飲めますので、ティーパックを用意したりする手間もかかりません。
気軽に試せる、薬効効果の高いマトゥーム茶で、お腹を中心にしっかり体のケアをしましょう。


 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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