【バンコクハイジーン】VOL.71 : チネイザン

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


以前から、健康情報に詳しい友人たちからは、「タイにいる間にチネイザンは試したほうがいいよ」と勧められていました。
“チネイザン”とは、日本語で「氣内臓療法」といい、タオイズム(道教)の考え方に由来している気功療法の一種。お腹のマッサージを中心に行うセラピーのことです。
友人から勧められて以来、常に心の片隅には“チネイザン”という言葉があったものの、なかなか受ける機会がありませんでした。しかし先日、タイミングが合ったこともあり、ついにチネイザンを体験することに。
実は、チネイザンの本場はチェンマイと言われています。バンコクにもいくつか施術しているところがあるらしいですが、私はサパーンクワイにあるSAMSARA SPAというところに行ってみました。
チネイザンでは、1時間ほどひたすら腸を揉まれます。最初は痛いのですが、途中から心地良くなり、居眠りしてしまうほど。押されると多少苦しくはなりますので、施術中はうたた寝しながらウンウン唸るという、不思議な光景を繰り広げてしまいました。
チネイザンの効能は、内臓機能の向上、便秘改善、生理痛、生理不順緩和のほか、感情が安定し、気力が向上、ストレスや腰痛の緩和効果があるそうです。セラピストによると、人によってチネイザンの効果の感じ方はさまざまだそうですが、私の場合、しつこい腰痛が緩和されました。そういえば、チネイザン施術中の痛みが整体で腰痛緩和のためにお腹の筋肉を抑える時の痛みに似ていたようです。
腰痛緩和で、気分も上昇気流。思いのほか、効果があると感じました。皆さんも、タイにいる間に、ぜひお試しください。

日本チネイザン協会: www.chineitsang.jp、SAMSARA SPA: www.samsaraspathailand.com
This is what you want, for live long

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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