【注目のタイニュース/10月31日〜11月6日】

週刊ワイズで取り上げた【タイローカルニュース】。これさえ読めば、タイの“今”がわかる!?

2日、首相府で、ソムキット副首相と日本の和泉洋人首相補佐官が会談し、鉄道について話し合った。(2日=Royal Thai Government )

「鎖国」発言、半数支持
暫定首相に「民度高めて」

28日に開かれた国家平和秩序維持評議会(NCPO)、閣僚会議、国家改革評議会(NRC)、国民立法議会(NLA)、新憲法起草員会(CDC)の5つの意思決定機関による合同会議で、「タイを平和国家とするためならば、鎖国もやむなし」というプラユット暫定首相の発言が波紋を呼んでいる。
これを受けて、調査機関ドゥシットポールは、緊急アンケートを実施。同暫定首相の「鎖国」発言について、半数以上の55・0%が賛成し、30・4%が反対、14・5%がどちらでもよいと答えたことがわかった。賛成と答えた人のなかには「最も良い解決策」と絶賛。それに対し、反対者は「鎖国をすれば、国内は混乱する」と懸念した。また、プラユット暫定首相への期待については、 81・7%が「民度を高めてほしい」、76・5%が「問題を解決し、国家を早く改革してほしい」と建設的な意見が多数を占めた。
(1日=バンコクビズ)


 

シーロム線に新駅建設
利用者増で混雑解消

バンコク大衆輸送システムのスラポン・ラウハアンヤー社長は、BTSシーロム線のスラサック駅とチョンノンシー駅間に新駅「スックサーウィタヤー駅」を建設すると発表した。予算は4億5000万バーツを見込む。スラポン社長は「スックサーウィタヤー駅周辺で新しいビルやコンドミニアムが建てられ、駅の必要性が高まってきた。また、新駅が完成すれば、チョンノンシー駅の混雑も解消できるだろう」と説明した。
同駅の建設予定地は、UOB銀行サトーン本店とアスコットホテルのちょうど向かい辺りで、早ければ2017年にも着工される。さらに同社は、スクンビット線のアーリー駅とサパーンクワーイ駅間にも「セナールアム駅」を建設する予定だという。(2日=プラシャシャート)


 

「汚職の批判聞きます」
外国人向け窓口設置

30日、汚職反対委員会の会議で、プラユット暫定首相は外国人向けの汚職に関する批判を受け付ける窓口の設置を明らかにした。
国家汚職防止取締委員会事務局のプラヨン・プリーヤーチット委員は「タイ投資委員会(BOI)と在タイ47ヵ国の商工会議所の協力を得て、外国人投資家向けに汚職に関するクレーム窓口を設置する。今後、外国人はタイの政府機関からワイロを要求された場合など、直接窓口に訴えてほしい。問題は、一週間以内に解決させる」と話した。11月中にも設置される。
(31日=バンコクビズ)


 

シーロー乗客に窃盗
防犯用の網を義務化

1日、バンコク都内チョークチャイ署警察は、シーローに乗っていた乗客から金ネックレスをひったくったとして、パーヌマート・セーハーン(24)を窃盗の容疑で逮捕した。容疑者は今年2月から約20回に渡り、駐車場に停まっているシーローに近づき、盗みを働いていた疑い。また、薬物検査により事件当時、大麻を吸っていたことも判明している。警察は、事件防止のため、トゥクトゥクと同様にシーローにも防犯用の網の設置義務化を検討するという。(2日=タイラット)


 

バンコク爆発テロ容疑者
右翼組織との関係性否定

バンコク連続爆発テロ事件の実行犯とされるウイグル人、アデム・ガラダグ容疑者が2日、弁護士と面会し、犯行を全面的に認めた上で、世界ウイグル会議(WUG)やトルコの極右組織「灰色の狼」(Grey Wolves)との関係性を改めて否定した。
警察庁長官補佐のチャッカティップ・チャイジンダー大将によれば、容疑者のパスポート確認を急いでいるが、未だに本物かどうかを判別できていないという。警察は、容疑者の一人とされるタイ人、ヨンユット・ポブゲウ容疑者が事件解決への最重要人物として、現在も行方を追っている。
(3日=バンコク・ポスト、マティション)


 

デモ、ミャンマー人300人
「社外で昼食を買わせろ」

2日、西部カンチャナブリー県ターマカー市の畜産会社タイフードグループの会社前に約300人のミャンマー人が集まり、労働環境の改善を訴えた。労働者らは、トイレの回数を増やすこと、休憩時間を15分から20分に延ばすこと、社外で昼食を買えるようにすること、日曜日定休、人事部長の異動などを求めた。
デモに参加したある労働者は「社内のほとんどのトイレが壊れ、利用するには長蛇の列に並ばなくてはならない。また、社外での昼食購入が禁じられているため、価格の高い社員食堂で食べざるをえない」と訴える。また、他の職員も「社内のクーラーが強すぎて寒い。休暇を申請した人のうち、 21人が辞めさせられている」と不満を露にした。
一方、同社のネーティサート・シャイヤブット人事部長は「皆の希望は全部叶えられるわけではない。お互いに冷静に話し合いたい」とコメントしている。
(3日=デイリーニュース)


 

バンコクの夜空に謎の光体

2日夜に上空から落下してきた光体について、科学技術省タイ国立天文学研究所(NARIT)のブンラックサー・スントーンタム所長は3日、おうし座流星群の可能性が高いと発表した。
10月20日〜11月20日の期間は、再びおうし座流星群を見ることができ、11月12日がピークになるという。(3日=マティション、タイラット)


 

詳細は12月発表
4クラスターの工業団地

タイ工業団地公社のウィラポン・シャイプーム社長は1日、「4つの産業クラスターの工業団地を検討している」と発表。
それによると、石油化学製品クラスターをチョンブリー県のマプタプット市に、1万ライ(1ライ=1600㎡)を用意。自動車と自動車部品クラスターは、チョンブリー県のピントン工業団地とラヨーン県のへマラート工業団地に集積させる。さらに、電子製品クラスターは、サラブリー県ゲンコイ市、チョンブリー県レムチャバン市、北部のラムパーン県で検討中のほか、ハイテック工業団地、バンパイン工業団地、アマタナコン工業団地、ピントン工業団地をそれぞれ拡張する。繊維(アパレル)クラスターは、ラチャブリー県とサムットサコーン県のマハラートナコーン工業団地とするという。詳細は、12月に発表される。
(1日=バンコクビズ)

 


1日、パトゥムターニー県クローンルアン市で、警察が闘鶏の違法賭博場を摘発。現場にいた99人を逮捕した。(2日=マティション)


 

来年着工を予定
日タイ鉄道プロジェクト

運輸省のシャートシャイ次官は、日本とタイが共同で進める鉄道プロジェクトについて言及した。
①タイ西部のメーソッド〜ピッサヌローク県〜ペッチャブーン県〜コンケーン県〜ローイエット県〜ムックダーハーン県までの718km、②カンチャナブリー県〜バンコク〜チャチューンサオ県〜レムチャバンを介し、バンコク〜チャチューンサオ県〜アランヤプラテートの574km、③バンコク〜チェンマイ県の715kmの3つルートで整備を進めているとし、そのうち②ルートが最も早く、2016年にも着工されるという。
また、③ルートのバンコク〜チェンマイ間は新幹線のシステムを導入予定で17年の着工を目指す。今月25〜28日予定するソムキット副首相の訪日時に、日本側と具体的に詰めていく。(3日=タイラット)


 

カンボジア人僧侶を逮捕
「托鉢1日で1000B」

2日、タイ東部のサケーオ県アランヤプラテート市で、軍と警察は不法入国の罪で、カンボジア国籍の僧侶8人とタイ人女性のブンタリカー容疑者(41)を逮捕したと発表した。同容疑者は「あるカンボジア人から、カンボジア国籍の僧侶らを、タイに入国させれば1万6000バーツを渡す」と持ちかけられたという。逮捕された僧侶の一人であるスー・シム容疑者は「バンコクに住む知り合いの僧侶から、1日の托鉢で食べ物と1日1000バーツ以上のお金がもらえると聞き、仲介者に2000バーツを払い入国した」と容疑を認めている。(2日=タイラット)


 

「死ぬとは思わなかった」
勘違いで知人を殺害

31日、サムットプラーカーン県で一緒に酒を飲んでいた知人男性のパリンヤー氏(23)に暴行し、死亡させたとして、警察は被害者の知人と思われるシッティロット容疑者(33)を殺人罪で逮捕した。事件当時、容疑者と被害者は、もう一人の知人男性、サーヤン氏の3人で酒を飲んでいた。その後、被害者とサーヤン氏が先に帰ったところ、外から騒ぎが聞こえ、容疑者が駆けつけるとケガをしたサーヤン氏を発見。サーヤン氏は地元の暴走族に暴力を受けていたが、被害者が暴力を振るったと勘違いした容疑者は、被害者に暴行を加えた後に、サーヤン氏を病院へ搬送。現場に残された被害者は、遺体となって発見された。容疑者は「暴力は振るったが、死ぬとは思わなかった」と供述している。
(1日=タイラット)


 

満員御礼で受付終了
“Bike for Dad”世界70ヵ国

3日、“王様のために自転車に乗ろう”と銘打って行われるイベント「Bike for Dad」の参加登録が、バンコクでの目標の9万9999人を達成したため、受付を終了した。登録初日の2日だけで全国で13万人が応募し、バンコク都内は7万6000人が登録していた。初日、都内ドゥシット区役所では、朝6時から多くの人が行列を作り、開始20分で、1万2000人が登録を済ませた。バンコク首都圏庁のチャッカパン・ピウンガーム副次官は「バンコク登録者には、お揃いのTシャツ、バッチ、リストバンドが渡される」と話した。
公式サイトwww.bikefordad2015.comによれば、6日現在の登録者は40万7613人、内訳は、国内39万7990人、海外9623人。また、同イベントは タイ国内のみならず、海外70ヵ国で同時開催される。日本では、東京の葛西臨海公園、大阪の大阪造幣局周辺で開かれる予定だという。2日現在、日本での参加者は576人。(3日=タイラット)


 

50年前と同水準
来年の水不足を懸念

プラシャシャート紙は4日、チャオプラヤー川水系の主要ダム4ヵ所の2016年の水量予測をまとめた。同紙によれば、4ヵ所のダムの合計水量は42億3000万㎥で、前年の66億4000万㎥ に比べ、大幅に減少すると予測。同数値は、50年前の水準だという。政府は、こうした予測を考慮し、来年は、生活用水、工業用水を確保するため、農業用水の供給を極力抑え、農家には何らかの保障措置を採る方針だ。
(3日=プラシャシャート)


 

パンティップ・プラザ改修
来年6月再オープン

大手不動産開発会社のTCC LandAsset Worldのナパット常務は3日、同社が運営する家電・ソフトウェア販売商業モール「パンティップ・プラザ」を約5億バーツの予算で改修すると発表した。これまで、一般消費者向け商品を揃えていたが、改修後は、オフィス向け、医療・健康分野など、企業向け製品も充実させるという。同常務は「タイ全土や海外の顧客が集まる一大モールに変貌するだろう」と話した。再オープンは2016年6月を予定。
(3日=プラシャシャート)


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