【注目のタイニュース/9月26日〜10月2日】

週刊ワイズで取り上げた【タイローカルニュース】。これさえ読めば、タイの“今”がわかる!?

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28日、アメリカ・ニューヨークで開かれた、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ (UHC)の実現に向けて」と題した会議に、日本、タイ、フランス、セネガル、リベリ アなどの各国首脳が出席した。(28日=Royal Thai Government)

ぜいたく元僧侶が米で活動
新たに寺院も建設

マネーロンダリングや未成年に対する性的暴行容疑などで強制還俗処分(僧籍剥奪)を受け、米国に逃亡中のウィラポン・スックポン元僧侶(通称ネーンカム)が西部カリフォルニア州で新たな寺を建設し、宗教活動を再開することが24日、動画共有サイト「ユー・チューブ」への投稿でわかった。それによると、寺院名は「ワット・パーカンティ・バーラミー」で、元僧侶は自らの僧名についても変更し、「プラ・ウィムッティヤーン」と名乗っているという。2エーカー(1エーカーは約4千㎡)の土地を確保し、宗教法人としての登録も行うとしている。元僧侶は、隠し資産2億バーツ以上、メルセデスベンツ22台、プライベートジェット機を保有するぜいたくぶりが問題となり、告発を受けた法務省特別捜査局(DSI)が捜査を開始。詐欺、資金洗浄、脱税、麻薬取引、未成年に対する性的暴行、自動車運転過失致死など8つの罪名で逮捕状が出されていた。(30日=マティション)


 

VAT税率据え置き
1年間は7%のまま

官報は28日、付加価値税(VAT)の税率について、新年度の10月1日以降も現行の7%を維持すると公示した。期間は1年間としており、来年10月以降の対応は後日決定する。法令上の税率は10%だが、経済に与える影響を考慮して、通貨危機後の1999年以降、歴代政権が7%に据え置く措置を続けている。(28日=カプック)


 

2018年は5千万人
外国人観光客予測

タイ政府観光庁は29日、今年の観光業予測と来年以降の見通しについて発表した。それによると今年は最大で3000万人の外国人観光客がタイを訪れるとみており、観光収入の見込み総額は2兆2000億バーツ。前年比18%増の高い伸びが見込まれている。来年以降については、2016年が3600万人、17年が4300万人、18年が5000万人とそれぞれ予想しており、来年の観光業収入は3兆バーツと試算している。今後の観光のあり方については、バンコク、プーケット、チェンマイ、パタヤ、チョンブリーなどの従来の人気地に加えて、全国77県にある新たな観光スポットを紹介していく必要があるとして、観光案内所の設置などを提言している。(29日=ポスト・トゥデイ)


 

風呂場のぞいた男を撲殺
住人の夫が犯行認める

先月28日、南部ソンクラー県の民家で、風呂場をのぞき見した男を住人が撲殺する事件が起きた。死亡したのは30歳のタイ人の男で女性がシャワーを浴びているのを窓越しにのぞき見をしていたところ、夫(32)に気づかれ、木の棒で頭などを殴られて間もなく死亡したという。男は前日に引っ越して来たばかりで、事件前に友人らと酒を飲んでいた。夫は殴ったことを認めたうえで「死ぬとは思わなかった」と供述。警察は罪状などについて検討している。(28日=カオソッド)


 

中華街で屋台撤収騒ぎ
バンコク都庁が通告

バンコクの中華街ヤワラート地区にある市場「サパーンレック」について、バンコク都庁は29日、10月13日までにすべての建物を撤収するよう関係者に通告した。市場にはゲームソフト店や玩具店など約500の屋台が入居しており、一斉に反発している。通告は、都庁が進める屋台規制の一貫として行われた。撤収しない場合は10月20日に都職員が強制撤去するとしている。(29日=カプック)


 

父の日の自転車イベント

父の日(国王誕生日、12月5日)を記念した自転車のイベント「バイク・フォー・ダッド」が、早くもインターネット上で話題となっている。母の日(王妃誕生日、8月12日)のイベントを主催したスリヤン・スジャリットポンウォン氏が参加を呼びかけるバナーを作成し、ネット上に公開している。イベントの開催は12月11日(金)を予定。午後3時にラマ5世騎馬像を自転車でスタートし、中華街ヤワラートを経由、ラチャプラソン交差点に至るルートなどが検討されている。(28日=タイラット)


 

21年観光労働力予測
タイはワースト3位

シンガポール政府観光局は、2021年時点でのアジア主要国における観光産業労働力予測を発表した。それによると、最も労働者が不足すると見込まれるのは中国で449万人。次いでインドの153万人、3位にタイが入り106万人の労働者が足りなくなると予測している。背景について同観光局は、観光産業に従事する労働者の教育体制の未整備を挙げている。発表したアンドリュー・プア氏は「この問題が解決されなければ、年末のアセアン経済共同体(AEC)の発足も徒労に終わる」と指摘した。(27日=プラシャシャート)


 

象使いが客に暴行
被害者はマレーシア人

南部ソンクラー県ハジャイ署は27日、マレーシア人観光客に暴行した疑いで、いずれも象使いでタイ人のトンスック・ウドムサップ容疑者(47)と2人の少年を逮捕した。もう一人の象使いの男が関与しているとの情報もあり、関連を調べている。調べによると、トンスック容疑者らはマレーシア人観光客2人を象と遊ばせた後、客がサトウキビを購入しなかったことに腹を立て、象を操る時に使う道具で頭部を殴り、けがを負わせた疑い。客の一人は7針を縫う大けがを負った。(27日=デイリーニュース)


 

賭けで負けて狂言
牛売却代20万B

サコンナコーン県ムアンサコンナコーン郡で25日、タイ人の男(45)が強盗の被害に遭ったと現地の警察署に届け出た。警察で事情を聞いたところ、男はムックダーハーン県で牛を売って帰る途中、3人組の男に車を止められ、フロントガラスを割られて中にあった売上代金20万バーツを奪われたと説明。ところが内容に不自然な点があったことから、さらに確認を求めると、20万バーツはギャンブルで負けて失ったと自供。妻に知られたくないために嘘をついたと供述した。(27日=タイラット)


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