【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶三重県

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

タイ工業省とMOU締結
BOIに続き2つ目は、自治体初

四日市港

19日~22日の間で訪タイ中の鈴木英敬三重県知事は、観光誘客や食の販路開拓のほか、タイ投資委員会(BOI)と2012年に締結した「産業連携に関する覚書(MOU)」の具体化、四日市港とタイを結ぶ物流ネットワーク強化に向けたPRなど、あらゆる面でタイとの協力関係を強めようと積極セールスした。訪問中の19日、バンコク市内で開いた「四日市港セミナー」では、四日市港とタイの港(レムチャバン港やバンコク港)との輸入量が中国に次ぐ2番目だとし、「三重には、自動車、エレクトロニクス関連の産業クラスターがあり、今後も物流面で連携強化していきたい」と強調。20日にはレムチャバン港を視察した。また、今回の訪タイでは、タイ工業省を訪問し、新たな覚書を結んだ。日本の自治体が、BOIと工業省と2つのMOUを結ぶのは初だという。さらに、観光誘客については、「三重県には、伊勢神宮、世界遺産の熊野古道、松坂牛、伊勢海老など世界的に有名な日本の文化と食がある。タイ人に人気なのは、忍者の里の伊賀上野と海女のようです」と今後のタイ人観光客増に期待。その上で、県内に点在するゴルフ場を生かした、ゴルフツーリズムを進めたいとした。そのため、今回の訪タイでは、すでに世界的に著名なゴルフ大国となっているタイで 、多くのゴルフ場が隣接するパタヤを訪問。地元のゴルフ事業団体と意見交換した。


 

11/16 タイ企業との業務提携を締結
アイレップ

インターネット広告やポータルサイトを運営するアイレップ(東京都千代田区)は16日、タイのオンラインメディア「Sanook」とデジタルマーケティング領域における業務提携を締結した。タイにおけるオンライン広告事業の拡大を目指す。同社の海外拠点は、インドネシア、中国、ベトナム、フィリピンに続き5ヵ国目。


 

11/17 海外初、遺伝子検査キットを発売
ジェネシスヘルスケア

ジェネシスヘルスケア(東京都渋谷区)は17日、タイ国内で民間向け遺伝子検査キットの販売を開始した。売り出すのは、同社主力商品の「GeneLife Genesis」。世 界最多359の解析項目により、疾患リスクや遺伝的リスクを調べられる。タイのほか、シンガポールやマレーシアなどでも販売する。日本企業が海外で遺伝子キットを売り出すのは、同社が初となる。


 

11/18 タイで紙おむつ用、通気性フィルム増産
三井化学

三井化学は18日、タイで紙おむつ向け不織布・通気性フィルムを製造・販売しているMitsui Hygiene Materials(Thailand)において、通気性フィルム製造設備を増設すると発表した。東南アジアでの子ども用紙おむつの需要拡大に対応するもので、増設後は、年生産能力を約4200トンに引き上げる。営業運転開始は2017年1月を予定する。

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