【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶在タイ日本国大使館

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

日タイのスタートアップ8社
両国大手企業から投資や協業

日タイ両国のスタートアップ熱が盛り上がっている。8月31日、在タイ日本国大使館主催の日タイ両国のスタートアップ企業と大手企業をつなぐイベント「Embassy Pitch」が、バンコクの大使公邸で開かれた。会場では、日タイの新進気鋭のスタートアップ8社が、熱のこもったピッチを繰り広げ、両国の大手企業との間で、質疑応答が活発にやり取りされた。在タイ日本国大使館がこうしたイベントを主催するのは初だという。
Webサイトで、数行のコードを埋め込むだけで簡単にオンライン決済サービスが使えるサービスを提供するOmiseホールディングスの長谷川潤CEOは「1,750万ドルの資金調達を得ているが、大手企業とも提携し、さらに拡大したい」とアピールした。その後も、日タイのベンチャーらが、次々に大手企業を前に事業の将来性などを熱く語った。
同イベンドに出席したピチェート科学技術相は「彼らの創造性がタイの経済成長の力になるだろう。今後も日タイ企業が互いに成長できるよう促したい」とエールを送った。
世耕経産相訪タイで
同イベンドに出席したメンバーは、9月9日に、世耕弘成経産相とピチェート科学技術相の同席のもと開かれた「タイ新産業官民・民間連携促進強化に向けた覚書(MOU)署名式」により、正式発足した日タイイノベーションサポートネットワーク(JTIS)の理事長及び執行メンバーとなった。

ピチェート科学技術相

ピチェート科学技術相

 

主催者として挨拶する、佐渡島志郎大使

主催者として挨拶する、佐渡島志郎大使

 

佐渡島大使を囲み記念撮影する参加メンバー

佐渡島大使を囲み記念撮影する参加メンバー

 


 

 


 

09/03 タイ・バンコク1号店をオープン
博多一幸舎

日本国内外で40店舗以上展開する福岡博多の本場とんこつラーメン「博多一幸舎」は3日、タイ・バンコク1号店をオープンした。場所はトンロー・ソイ13のJアヴェニュー。営業時間は午前11時〜深夜2時まで。

オープン日に駆けつけたバイヨークのピヤラート副会長(中央)

オープン日に駆けつけたバイヨークのピヤラート副会長(中央)


 

09/05 IoT活用の設備管理ソリューション販売開始
東洋ビジネスエンジニアリング

東洋ビジネスエンジニアリングの喜多井健MDは、IoTを活用し、工場内の設備稼働状況をモニタリングする設備管理ソリューション「MCFrame SIGNAL CHAIN」を12日から発売すると発表。それに先駆け、5日、マスコミ関係者を対象に製品説明会を行った。同社によれば、既存の設備に取り付けるだけで、稼働率などをデータ収集し、生産性効率の向上を図れるという。

マスコミ関係者を前に具体的な生産効率性の向上をアピール

マスコミ関係者を前に具体的な生産効率性の向上をアピール


 

09/05 タイ出版最大手と合弁会社設立
KADOKAWA

KADOKAWAは5日、タイの総合出版最大手であるAmarin Printing and Publishing との間で、100%子会社KADOKAWA HOLDINGS ASIAを通じ、日本のマンガ・ライトノベルなどのタイ語出版事業、訪日観光メディア事業、デジタルプラットフォーム事業などの共同展開を目的とする合弁会社を設立することに合意したと発表した。まずは、タイ人の若者をターゲットに、日本旅行に関するデジタルコンテンツ制作に着手するという。


 

09/06 バンプリーに新倉庫2棟を竣工
鈴与

鈴与は6日、タイ現地法人の鈴与DCタイランドが、バンプリー地区に新たに自社倉庫2棟を竣工したと発表した。同倉庫は、バンコク都心から約40km、スワンナプーム国際空港から約27kmにある日系企業も多く入居しているバンプリー工業団地の至近に立地し、主要幹線道路へのアクセスも非常に良好。

鉄筋コンクリート造平屋建の高床式倉庫、17,800㎡(2棟合計)

鉄筋コンクリート造平屋建の高床式倉庫、17,800㎡(2棟合計)

 

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