【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶日タイ・イノベーション サポートネットワーク(JTIS)

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

日タイのスタートアップ連携で覚書
立会人に、世耕経産相とピチェート科学技術相

日本とタイのベンチャー企業(スタートアップ)支援団体が9日、発足した。同日、バンコクの日本大使公邸では、世耕弘成経済産業相とタイのピチェート科学技術相の出席のもと、日タイ・イノベーションサポートネットワーク(JTIS)の長谷川潤理事長とタイ・テック・スタートアップ協会(TTSA)のクック会長との間で、両国政府や大企業に対し、法整備や規制緩和などを働きかける連携方針を盛り込んだ覚書が交わされた。
今後は、年に1回、日タイ両国のスタートアップ企業と大手企業をつなぐイベント「Embassy Pitch」を開催するほか、ビジネス環境の改善に向けた政策実現を政府に提言。タイの成功事例をASEAN各国にも展開するという。
JTIS発足により、理事に就任したWithfluence社の岡本博之CEOは、「日本国大使館及び両国政府の力沿いに感謝しています。通常の起業ではなく、将来的な事業拡大を念頭に資金調達により起業を目指すスタートアップの理念を広めたいです。先ずは、日タイで連携し、政府提言することで環境を整えたい」と意気込む。
主な加盟企業及びサポート企業は以下の通り。

両国大臣が見守る中、固い握手で協力を交わすJTISの 長谷川潤理事長(右)とTTSAのクック会長

両国大臣が見守る中、固い握手で協力を交わすJTISの 長谷川潤理事長(右)とTTSAのクック会長

 

右から佐渡島志郎大使、世耕経産相、JTIS長谷川 理事長、TTSAクック会長、ピチェート科学技術相

右から佐渡島志郎大使、世耕経産相、JTIS長谷川理事長、TTSAクック会長、ピチェート科学技術相

 

JTIS(日タイ・イノベーションサポートネットワーク)
理事長:長谷川潤(Omise) 理事:若井伸介(BuzzCommerce)、岡本博之(Withfluence) 事務局:事務局長 越陽二郎(TalentEx)、神谷和輝(Bサーチ)

加盟スタートアップ(計10社)
日系Startup:Omise、BuzzCommerce、Withfluence、TalnetEx、Bserach等 タイstartup:Drivebot、Anywhere 2 Go、Siamsquared Technologies

サポート企業・団体(候補含む計25社)
タイ企業 :SCG、タイビバレッジ、サハグループ、AIS、TRUE、シンハグループ、アマタグループ、CP等
日本企業:トヨタ、ホンダ、日産、三菱電機、シャープ、dmLab、NTTコム、 富士フィルム、三井物産、伊藤忠、住友商事、丸紅、NRI、アビームコンサルティング等


 

09/06 タイ現法 第二倉庫建設で取扱能力を強化
フジトランスコーポレーション

フジトランスコーポレーション(名古屋市)は6日、タイ現地法人フジトランス・ロジスティクス(タイランド)がレムチャバン地区に第二倉庫を建設し、8月29日に営業を開始したと発表した。
建設地は、2014年4月に営業開始した第一倉庫に隣接するブロック。タイ最大の港湾 レムチャバン港から約15kmと好立地にあり、自動車メーカーや部品メーカーが集積する地域。第一倉庫と合わせて倉庫面積は2万8000㎡となり、取扱能力強化を図る。


 

09/08 ビジネスパーソン向け、タイ国内視察ツアーで伝統流通学ぶ
Mediator

日本商品のタイでの販路開拓支援を本業とするMediator(ガンタトーン・ワンナワス社長)は8日、今年4回目となるタイ国内視察ツアー(m-trip)を開催。今回は、「タイの未来はどっちだ! 基盤産業 農業 vs 急成長産業IT」と題し、ASEAN最大の市場と言われる「Talad Thai」とBEER CHANGで有名なコングロマリット企業TCC Groupの子会社が運営する「Pantip Plaza」を訪問した。日系地方銀行を中心に約20人が参加。
参加者の一人は、「生産者が直接販売できるTalad Thaiで、450ライ(約72万㎡ ※東京ドーム約15 個分)という巨大市場に圧倒された。バンコクの真の台所なのでしょう」と話した。Mediatorでは、今後も自社内セミナールームで、「タイ進出販路開拓セミナー」とm-tripを毎月、並行して開催するという。詳しくは、www.mediator.co.th

日系地銀ほか約20人が参加

日系地銀ほか約20人が参加

 

20カテゴリーの農産物で分類され、果物、野菜、肉、海産物、花まで、 ありとあらゆる農産物を取扱う、東南アジアで最も大きい農産物卸市場

20カテゴリーの農産物で分類され、果物、野菜、肉、海産物、花まで、ありとあらゆる農産物を取扱う、東南アジアで最も大きい農産物卸市場

 

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