【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶OKIデータ

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

タイに貢献。4万本を植林
緑化運動8年連続8回目

同社ホームページより

 

商習慣や労働環境が日本とは異なる海外へ進出する際に、重要なのが、現地社会とのコミュニケーションだ。
OKIグループのプリンター事業会社OKIデータ(東京都港区)は8日、タイ中部サラブリー県で、8年連続8回目となる苗木6000本の植林を行ったと発表した。これにより48000m²の緑地が増える計画だという。
タイ国内でプリンターや複合機を製造する同社は、地域貢献のため、これまでに42300本の植林を実施。今後も緑化運動の推進をはじめ、地域の清掃活動や学校援助などを行っていく予定だ。植林活動は、同社現地法人OKIデータ・マニュファクチャリング・タイランド(アユタヤ県、以下ODMT)の従業員及び家族200名が参加した。
1994年に設立されたODMTは、プリンターと複合機を年間50万台製造し、世界各地に出荷する同社グループの主力生産拠点。これまでも植林をはじめ地域社会への貢献活動を積極的に実施。こうした環境保護活動は、「ODMT Green Project」と称して2008年から毎年行ってきた。今回は、森林局との協議に基づき、伐採跡地であるサラブリー県モアクレック郡森林局ヤーンスア地区内において、専門家の指導の元で、タイの指定保護樹木であるメンガ、チークなどの苗木を植えた。
ODMTは、地域社会への貢献活動として、これまでに海岸地域と国立公園での植林に加え、水堰き止め塀の設置、工場のあるアユタヤ県で運河の清掃活動などの実績もある。また、地元の専門学校や大学からの実習生の受け入れや、地元住民の子どもが通う学校への義援金援助や鉛筆、ノートの寄付といった活動も積極的に行っている。
同社によれば、今後も、地域貢献活動に積極的に参加すると同時に、緑化運動の推進、工場構内外の清掃活動、学校援助などを継続的に実施。OKIグループとしても、世界中の森林の持続可能な経営・保全に向けて、地域に根ざした環境保護活動を継続していくという。

※沖電気工業株式会社、株式会社沖データは、 通称をそれぞれ「OKI」「OKIデータ」としています


 

10/9 1億円融資、タイ現地法人の増設設備資金に
東洋電産

商工中金は9日、自動車部品の製造メーカー東洋電産(静岡県沼津市)に対し、地域金 融機関と1億円を協調融資したと発表した。同社のタイ現地法人「SIAM TOYODENSAN Co., Ltd.」の増産設備導入資金に充てられるという。東洋電産は自動車用アルミニウム鋳造部品を製造しており、2005年にタイ進出。現在は、5つの生産工場を保有し、タイ国内お よび第3国へ輸出販売を行っている。


 

10/14 トランスコスモス(タイ)と販売代理店契約を締結
テクマトリックス

アプリケーションサービス事業を行うテクマトリックス(東京都港区)は14日、トランスコスモス(タイ)とコンタクトセンターシステム「Fastシリーズ」の販売代理店契約を締結したと発表した。テクマトリックスは、コンタクトセンターサービスの需要が高まるASEAN地区を中心に「Fastシリーズ」の海外展開を推進。マレーシア、インドネシアに続き、タイは3ヵ国目。


 

10/15 海外シェア拡大支援として、5,000万円融資
ウエノ

商工中金は15日、電子部品メーカーのウエノ(山形県鶴岡市)のタイ事業を金銭面から支援するため、地域金融機関と5,000万円の協調融資を発表した。ウエノは、家電製品やパソコン、OA機器など電子機器の誤作動の原因となる電気ノイズを除去するノイズフィルターコイルを製造。同社は、同コイルにおいて、世界で約1割のシェアを占めるグローバルニッチトップ企業。

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