【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶SCG YAMATO EXPRESS

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

ヤマト運輸とSCGが合弁会社設立タイ初の小口保冷輸送サービス開始

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸(東京都)は今年1月、タイ最大の財閥系コングロマリット「サイアム・セメント・グループ(以下SCG)」と合弁会社「SCG YAMATO EXPRESS」を設立。3月31日、SCG本社ビルにて、宅配サービスに関する記者会見が行われた。
会見では、在タイ日本国大使館の福島秀夫次席公使が登壇。「日タイを代表する企業による重要なパートナーシップの実現は大変喜ばしいこと。タイの生活向上、サービス産業の高度化の一助となることを祈念します」と挨拶した。
SCG YAMATO EXPRESSは現在、バンコク首都圏で“宅急便”サービスを提供しており、年内にはサービス拠点を300カ所に拡大予定。また、4月17日からはタイ初の小口保冷輸送サービスとなる「国際クール宅急便」の取扱も開始する。「クール宅急便」サービスはこれまで、香港、台湾、シンガポール、マレーシアで展開されており、タイで5カ国・地域目となる。

 

クール宅急便は沖縄をハブ空港とし、日本からの荷物が最短で翌々日には到着する

クール宅急便は沖縄をハブ空港とし、日本からの荷物が最短で翌々日には到着する

 

記念品の交換を行う福島次席公使(右)

記念品の交換を行う福島次席公使(右)

 

宅急便サービスの集配ポイントは今後、東部、中部、東北部へも展開する

宅急便サービスの集配ポイントは今後、東部、中部、東北部へも展開する

 


 

3/31 レムチャバン支店を設立、営業開始
ユーピーアール

物流機材を手掛けるユーピーアール(東京都)は3月31日、タイ現地法人がレムチャバン支店を設立し、4月1日から営業を開始したと発表した。

 


 

3/31 フォースのタイ法人と貸し付け契約
国際協力銀行(JBIC)

国際協力銀行(JBIC)は3月31日、自動車部品に特化した鈑金加工事業を行うフォース(滋賀県甲賀市)の現地法人タイ・フォースと1,190万バーツ(JBIC分)を限度とする貸し付け契約を締結したと発表した。滋賀銀行との協調融資。同社は、2015年に、アセアン諸国の自動車市場の拡大を背景に、自動車部品に対する需要拡大が見込まれるタイに現地法人を設立。今後の事業拡大に向けた設備投資に充てる。

 


 

4/3 タイに100%出資販社を設立
三井化学

三井化学は3日、同社グループの拠点として販社機能とさらなるマーケティング力強化を狙い、三井化学タイランドを設立したと発表した。資本金は1億5,000万バーツ(約4億8,000万円)で、三井化学が100%出資。営業開始は7月を予定する。同社は、タイに6つの製造・販売拠点がある。重要市場であるタイに販社を構えることで、地域に密着した営業活動を通して、タイでの事業展開の強化を図るという。


 

4/3 タイに新会社設立
レンゴー

段ボール大手のレンゴーは3日、100%子会社の朋和産業(千葉県船橋市)と日本マタイ(東京都台東区)が両社合弁で、タイに販売会社マタイ朋和パッケージング(タイランド)を設立したと発表した。資本金は3,000万バーツで、4月1日に事業を開始した。新会社は、朋和産業の軟包装事業および日本マタイの重包装事業、それぞれの事業領域における、タイおよび東南アジア地域への販売拠点として活動し、グループとしてのさらなる経営効率の向上と業容拡大を図る。

 

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