最高学府がピンク一色に染まる１日
毎年、ニュースでも報道されるタイの大学でのオリエンテーション。タイ語では「ラブノーン」と呼ばれ、熱意のこもった各学部によるパフォーマンスや熱烈な歓迎が有名です。今回はタイ最高学府チュラロンコーン大学でのオリエンテーションを覗いてみました。創立１００周年を迎える同大学のオリエは「初デート」と呼ばれ、毎年６月に行われます。
ここで初めて、新入生と学部の先輩（在校生）が対面。新入生らは、家族を迎えられるような熱い歓迎を受けます。そして、互いにコミュニケーションが図れるよう、一緒にゲームやダンスで触れ合い親睦を深めます。初デートには、卒業生までもが顔を出し、卒業後の就職の相談まで乗ってくれます（早すぎ！）。卒業してなお、大学に貢献、後輩育成に加わることこそが、チュラロンコーンの伝統です。初デートというネーミング通り、参加者全員がお揃いのピンク色のシャツを着て、愛を深めます。シャツは、在校生が露天を出店しているので気軽に購入できるそうです。
ちなみに、同大学で最も人気の学部はコミュニケーション学部で、オリジナルダンスや本格的な演劇を披露。今年は、古代エジプトをモチーフにブースを展示した理学部が人気。その後も、全校挙げての新入生歓迎が続きました。
拡大して見る場合は、「新しいタブ」で開いて下さい
