プンが行く!!
VOL.21 : バンカチャオ

森の呼吸がバンコクの空気を浄化する

日本に行った際に、北海道中央に位置する富良野は“へそのまち”と呼ばれていました。今回は“バンコクの肺”と呼ばれている「バンカチャオ」という場所を紹介します。ここは、サムットプラカーン県内にあるチャオプラヤー川に囲まれている大きな緑地帯。同地域は、上空から見下ろすとバンコク都心の高層ビル群に囲まれ、その形状から「豚の胃」ともいわれてます。

閑話休題。バンカチャオは、2006年にアメリカの雑誌「タイム・アジア」で、都会のオアシスと評価されたこともあります。豊かな木々が生い茂り、都会の汚れた空気=二酸化炭素を森の呼吸(酸素化)により、浄化することから“肺”と呼ばれるようになったそうです。しかも、同県南には海が広がり、そこから流れてくる潮風がバンカチャオで生まれ変わったキレイな空気を、バンコクへ送り届けてくれるそうです。

ちなみに同地域は、1977年に政府から保護地域に選定されました。そのため、大きな建物や森林破壊につながる開発が禁止され、今でも森の呼吸がバンコクを癒やし続けてくれているのです。最近では、美味しい空気を味わいに多くの人が訪れています。都会に疲れたら、ぜひ一度ここに来てみてはいかがでしょうか。

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