【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶美林開発

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

タイでマンゴー農園の管理・運営
近く農業生産法人を設立

旅行業と不動産開発を営む美林開発(三重県津市)が、チェンマイでマンゴー農園の管理・運営に乗り出す。

同地域で約30年に渡って日タイの品種を交配種させて作った稀少なマンゴー5種類を、来年からタイや諸外国向けに卸すとともに、タイ向けには木のオーナー制度を展開。木になるマンゴーの実の権利を付与(1年契約)。オーナーは、好きな時に自身の木を見に行くことができ、接ぎ木や剪定といった農業体験も可能という。

同社の西山加津哉社長は「家族や友人・知人で木を保有し、観光のついでに足を運んで、地元の生産者と交流を深めることで、地域が盛り上がれば」と話す。

農園面積は約120ヘクタールに及び、5種6万本のマンゴーの木があるという。近く、農業生産法人を設立し、来年の収穫期から本格的に農業ビジネスに参入する。「今年、数は少ないが新種ができたので来年を楽しみにしてほしいです。これまでの家族経営から脱却させ、テクノロジーを活用し、品質を落とさずに生産性を高めていきたい」(同)。7月14、15日には、バンコクで新種試食会と同農業をテーマにしたセミナーを開催(P35)。当日はプレセールとしてオーナー制度の予約も開始する。

見た人を驚かせる新種のマンゴー


 

6/19 東京海上が豪IAGのタイとインドネシア買収
東京海上ホールディングス

東京海上ホールディングスは19日、グループの東京海上日動火災保険を通じて、豪州Insurance Australia Group Limited社(IAG)から同社のタイ、インドネシアの損害保険現地法人を、5億2,500万オーストラリアドルで買収することでIAG社と合意したと発表した。買収するのは、タイのセイフティ・インシュアランスとインドネシアのアスランシ・パロラマス。

6/25 タイの製糖能力を増強
三井物産、三井製糖

三井物産と三井製糖は6月25日、共同運営するタイ製糖事業会社Kaset Phol Sugarの製造能力増強に向けた設備刷新を決定し、同日着工したと発表した。総工費約370億円を借入及び増資にて調達し、2019年10月の完工を目指す。

6/26 タイ新工場、18日から稼働
日新電機

日新電機は6月26日、中長期計画「VISION2020」で新たな事業の柱とすべく注力する、産業用装置・部品受託加工事業の事業拡大に向けて設備投資を実施すると発表。日新電機タイの装置・部品事業の拡大を目的に、同社隣接の工場を取得、同月18日から稼働開始したという。新工場は、敷地面積3万2500㎡ 、工場床面積2万2400㎡。床面面積は既存工場と合わせ約4万㎡に増床した。


 

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