編集長交代のお知らせ

「週刊ワイズ」は新時代を乗り切る新体制へ

2020年2月19日発行号を以って、700号を迎えた「週刊ワイズ」は新体制へと移行。北川宏が退任し、東京から招聘された吉田一紀(いっき)が新編集長として就任する。

振り返れば、2013年の来タイから約7年に渡ってワイズの編集に携わってきた。

当時は女性読者層が多く、そこから、老若男女の在タイ日本人家族全員が楽しめる総合誌を目指し、デザイン・コンテンツなど試行錯誤を重ねてきた。

その結果、ビジネスパーソンの読者も増え、在タイ日本人ならば誰しも目にするメディアに成長したと自負している。

個人的には、13〜14年に起こったデモやクーデターで、デモ隊のリーダーたちへのインタビューをはじめ、デモ会場に泊まり込むなど、刻一刻と変化する情勢や街の様子などを13週に渡って特集した。

物流インフラとして、インドシナ半島の国々を縦横にまたぐ「経済回廊」の取材は、延べ約5000キロを走破。

そこには、タイのみならず域内にとって明るい未来を想像させる可能性があった。

その他、ラマ9世の崩御から69年ぶりとなった現国王の戴冠式、8年ぶりの総選挙によって実現した5年ぶりの民政移管など、タイの歴史の転換期を肌で感じ、皆さまにしっかりと伝えられたことは、編集者冥利に尽きる。

吉田一紀氏は、東京で長く広告代理店業に従事しながら、自らはコピーライター、CMプランナーとして活躍し、幾つかの受賞歴もある。また、ライターとしてカルチャー誌や機内誌での執筆、約10年に渡ってタイ国政府観光庁(TAT)の仕事に携わり、数え切れないほどの来タイ歴を持つなど、豊富な経験が強みだ。「北川編集長が構築した土台を生かして、さらに多くの方に手に取って頂ける誌面づくりにチャレンジしたいと思います」(吉田)この国と同様に「週刊ワイズ」も新時代を迎える。

変わらないのは“在タイ日本人の生活を豊かに”というテーマと、これまでも、これからも皆さまの価値あるタイ生活をサポートするメディアであること。

北川拝。

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