2022Jリーグアウォーズ

11月7日にJリーグの年間表彰式「2022Jリーグアウォーズ」が開催され、今季のJリーグで活躍した選手たちが表彰された。
 
吉田麻也、遠藤航、伊東純也らこれまでチームを牽引してきたメンバーが順当に名を連ね、今季の欧州リーグで活躍する鎌田大地、堂安律、三笘薫らもメンバー入り。一方で大迫勇也、原口元気、古橋亨梧らが選外となった。

 
最優秀選手賞に輝いたのは、優勝の立役者となった横浜FMのDF岩田智輝だ。2016年に当時J3だった大分でプロデビューした25歳の苦労人が、DFとしては史上4人目となるMVPを受賞している。

得点王は清水のチアゴ・サンタナだ。降格したチームにおいてひとり気を吐き、14ゴールでトップスコアラーに輝いた。

ベストヤングプレーヤー賞を受賞したのは柏の細谷真大。プロ3年目の21歳は今季ゴールを量産し、チームの新たなエースへと成長を遂げた。

ベストイレブンには優勝した横浜FMから、MVPの岩田を含めた5人、横浜FMと優勝を争った川崎Fから5人が選出。得点王のチアゴ・サンタナを加えた11人が栄えあるベストイレブンに輝いている。

ベストイレブンには、カタールワールドカップのメンバー入りを果たした日本代表の谷口彰悟と山根視来(ともに川崎F)も名を連ねている。
 
谷口は川崎Fのディフェンスリーダーであり、キャプテンだ。今季は33試合に出場し、3得点をマーク。3連覇こそ逃したものの、読みの鋭さを生かした守備と、攻撃のスイッチを入れる鋭い縦パスを武器に、川崎Fを後方から支え続けた。
 
山根は今季31試合に出場した右サイドバック。対人守備の強さを生かした対応に加え、アグレッシブな攻め上がりも持ち味で、3得点・4アシストと攻撃面でも高い貢献度を示した。両選手ともに3年連続でベストイレブンに選ばれ、初のワールドカップ出場となる。近年のJリーグを代表する2人のDFが、カタールの地でも躍動することを期待したい。

 
(文・原山裕平)

 

 

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