TOSTEM THAI

「多様な顧客ニーズに応える、自社一貫体制」

《プロフィール》
取締役社長 田原 明
たばる あきら
■1958年生まれ。熊本県出身。高校卒業後、1977年トーヨーサッシ(現LIXIL)入社。日本全国を歴任し、2017年4月よりタイに赴任。現在に至る。
■座右の銘:一期一会
■尊敬する人物:両親
■趣味:旅行、ゴルフ
■バンコクの行きつけの店:北海道炉端 原始焼き
■休日の過ごし方:ゴルフ、ウォーキング


 

タイ進出と事業領域について
弊社は1987年にタイに進出し、今年で31年になります。当初はタイで生産した住宅サッシを100%日本に輸出していましたが、住宅ブームだった90年代の年間160万戸をピークに、新築着工数は年々減少。そのため20年ほど前から新路線を展開し、現在は全体の約3割を、タイを中心としたASEAN諸国にも出荷しています。ベトナムにも工場があり、2つの拠点で生産を行っている状況です。
また、私共のアルミ製造の技術をより幅広くお役立て頂ければと、10年ほど前から電気・自動車業界にも参入し、車のステップやルーフレールなどに、弊社のアルミ商材をご利用頂いています。「LIXIL(リクシル)」グループとしては、トイレなど衛生陶器を扱う「アメリカンスタンダード」、シャワーなどの水栓金具を製造する「グローエ」といった、水回り製品の会社もタイを拠点にしています。

自動車業界でもご活躍ですね
自動車製品の出荷割合は、国内と海外向けで半々ほどです。ご存じの通り、タイには日系企業はもちろん、アメリカやヨーロッパ勢など世界中の自動車メーカーが集積しています。また、ファーストカー減税による規制の終了時期に差し掛かり、国内需要にさらなる追い風が吹いている状況です。各自動車メーカーでは国内向けの生産能力も増していますし、私共も体制を整えて供給させて頂きます。

中核の住宅設備事業はいかがですか
弊社の原点はサッシ製造にあります。前述の通り、日本の新築着工数は減少し、現在は95万戸程度。2025年頃には、60万戸台に突入すると言われています。タイに工場を持つ私共としては、国内で商品を販売する“地産地消”にも注力したいですね。
バンコク周辺では鉄道やBTS路線の拡張が進み、大手デベロッパー主導で沿線に新たな街が形成されています。それに伴い、私共は地元の住宅メーカーや販売店様と協業し、住宅建材のご提案をしています。長年培った経験と技術を元に、タイの住宅に日本品質のデザインや機能性の浸透を図り、エンドユーザーの皆様の暮らしを豊かにしたいと願っています。

企業としての強みを教えてください
ナワナコーン工業団地にある弊社には、研究・開発・製造・販売とすべての部署が集約しています。現在7000名ほどの従業員が在籍していますが、これほどのチーム規模が1カ所に集中する会社は、タイの中でも珍しいのではないでしょうか。
部署間の連携体制が整っていますので、営業に伺う際には、必要があればセールスマンだけでなく設備や加工など各部署のエキスパートも同行します。そうすることで的確にニーズを把握し、より具体的なご提案ができるのです。お客様から頂いた課題は直接現場に反映し、時差のない“ワンストップサービス”をご提供できるのが強みです。私自身もできるだけお客様と顔を合わせ、伺った話を商品に生かせるように心掛けています。

頼もしい社員が揃っていますね
日本式の教育体制の利点を生かしつつ、なるべくタイの文化や風習に寄り添った社員教育を取り入れるのが弊社のモットーです。また、チャンスやモチベーションの向上になればと、月に1回「プレジデントアワード」と称し、優れた個人やチームを表彰しています。やればやるほど評価される体制を整え、社員皆のやる気を引き出したいのです。年に一度、日本で行われるLIXILグループ全社大会や海外研修も、社員に好評なんですよ。

プライベートも充実されているとか
来タイして1年半ほどですが、バンコクは住みやすく、さまざまな人と出会う機会が増えて嬉しい限りです。常に「一期一会」の気持ちで、いい関係を続けていければと思っています。
私は入社以来42年間ずっと製造畑を歩き、全国に赴任しました。中でも岩手県一関市はとても思い出深い場所。ご縁があり今年、商工会議所などが運営する「両磐インダストリアルプラザ」の連携大使にも任命されました。地元企業の相談なども受けており、タイと現地を繋ぐパイプ役として貢献できたらと思っています。

息抜きを兼ねて休日はゴルフを楽しんでいる


 

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  2. 空港というのは“いい気”に満ちているという。その理由は人が移動する所には活発な気運が集まるということらしく、それが空港であればなおさらだと思う。これから空を飛んで海外へ移動する人々が集まるわけだから、当然なのかもしれない。  さて、今ちょうど成田空港の出発ロビーで原稿を書いているのだが、数年前に比べて外国人の数は格段に増えているように感じる。空港内のインフラもどんどん更新されていて、Wi-Fiが簡単に繋がるようになったのはもちろん、スーベニアショップやレストランの充実ぶりにも目を見張るものがある。これはもちろん東京オリンピックを見据えてのことだと思うが、日本だってやればできるのである。保安設備もさらにアップデートされるそうだが、素晴らしく進歩を遂げたのがトイレのユニバーサルデザイン化だ。まだ完成途中だがその片鱗はすでに垣間見ることができ、変な話だがとても過ごしやすい空間となりそうな予感がする。  東京オリンピックが、いろいろな形でいろいろな場所を進化させていく。あの震災をきっかけにしてなんとなく暗かった成田が、もっと“いい気”に満ちてきそうなのは嬉しいものだ。
  3. 日本ではあまり馴染みがありませんが、毎年旧暦の8月15日は「中秋節」と呼ばれる中国の伝統的な祝日です。「春節」などと並ぶ四大祭として知られ、タイでも中国系の人々を中心に、華やかなお祝いムードに包まれます。  今年は9月13日にあたる当日は家族団らんで食卓を囲み、美しい月を愛でるのが一般的です。また、満月に見立てた大きな「月餅」を家族で分け合って食べると、絆が一層強くなると信じられているのだとか。今年は中華街などに足を運び、お祭り気分を味わってみてはいかが?
  4. ブリーラム県に住む女子高生のフォンさんに悲劇が起きた。8月24日、母親がランチのために近所の料理店で購入した10バーツのソムタムを食べたところ、25日の午前4時頃、激しい下痢の症状に襲われた。薬を飲んで一時的に回復したものの、同日12時ごろに再発。その後、ショック状態となり心肺が停止し、病院に運ばれたが、ついに目を覚ますことはなかった。  母親は記者に対し、「その日、娘が食べたのはそのソムタムだけ。原因は生の『プラーラー』のせいだと思う」と涙ながらに訴えている。プラーラーは魚を塩漬けにし、発酵させた調味料で、主に東北部イサーン地域で使われている。記者が問題の店を調査したところ、プラーラーの中にウジ虫が入っていたという。店主のサムルアイさんは「毎日、市場で生のプラーラーを仕入れている。イサーン人にとってウジ虫がいるのは美味しい証拠。危なくない」と話す。  同県保健所の検死では、腸の激しい炎症による敗血症と脱水症状であると判明。フォンさんは過去に腸の病気での治療歴があり、ソムタムの検査結果がまだ出ていないことから、同保健所はソムタムを原因と判断するのは時期尚早と説明する。  一方、食品の基準法令では、虫などの異物混入は禁止されている。「ウジ虫がいるのは美味しい証拠」という店長の主張は、現代の衛生管理基準においては改める必要がありそうだ。
  5. ころんと愛らしい俵型がお気に入り。箸を入れると衣の美味しい音が響いて、とろ〜りとクリームが溢れ出すんです! これぞ料理人の匠の技。いやぁ、いい仕事してますね!
  6. カオサン通りの近くにある「パートンゴー」は、タイ語で「揚げパン」を意味する店名の通り、タイ風揚げパンの専門店です。2018年のミシュランガイドに掲載された実力派として名を馳せています。同店では、パンを揚げた後、さらに焼くことで余分な油を落とし、クリスピーな食感に仕上げています。中でもオススメしたいメニューが「パートンゴー・アイス」。チョコやバニラなど自家製アイスの甘さと、揚げパンのサクサク食感が相性抜群です。一度お試しを!
  7. 個人消費などの内需を中心に、緩やかに成長するタイ経済。しかし、タイ中央銀行(BOT)をはじめとする金融機関では、近年の家計債務の増加傾向について懸念を示している。  タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)は2日、今年第1四半期における国内の家計債務残高が、昨年の6.3%増となる13兆バーツ(約45兆億円)に達したと発表した。これはGDP(国内総生産)比の78.7%となり、11兆バーツを記録した2016年12月以来の高水準になった。また同比94.8%と、アジア主要34カ国の中でも群を抜いて家計債務問題が深刻化する韓国に次ぐ結果となり、危機感を感じざるを得ない状況にある。   2017年頃より、頻繁にタイ国内で取り沙汰される家計債務問題。現在は約7千万人の総人口に対し、一人あたり18万バーツの負債を抱えているとされる。また、不良債権の割合を昨年と比較すると、自動車ローンは32.3%増、クレジットカード負債は12.5%増となり、総額は1,274億バーツにまで達するという。BOPではこういった現状を改善するため、今年1月より住宅ローンの融資基準を強化する「LTV(ローン・トゥ・バリュー)」を導入。融資上限を物件評価額の80%とするなどの規制を設け、債務の膨張に歯止めをかける対策を講じているが、大きな成果には至っていない。 「このような債務膨張の背景には、世界経済の鈍化に加え、豊かな暮らしを求めるタイ人のライフスタイルの変化がある」と警鐘を鳴らすのは、BOTのティッタナン金融政策委員だ。同氏によると、若年層を中心に安易に債務を抱える国民が増加傾向にあり、とりわけ返済困難な状況に陥る低所得者層が急増しているという。また、こうした人々は通常の2倍以上の高金利で金銭を貸し付ける違法金融業者を利用することが多く、タイ経済へさらなる悪影響を及ぼすだろうと言及。融資規制について、今後も強化を図っていくとしている。  政府は先月、3,160億バーツの予算を投じて国民支援に着手すると明言したばかり。どちらも今後の動向と行く末に注目が集まる。

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  1. 多数のメディアに紹介され、タイの王族も来店したことがあるという中華料理店「ペ・フーチャラーム」。特にオススメなのが、魚の浮袋入りスープ「クラポプラー・ナムデーン」です。甘じょっぱく、とろみがかかったあんかけスープに、プルプル食感の浮袋、シイタケ、カニの身がたっぷりと入った一杯は絶品です。リーズナブルな価格もさることながら、昼から深夜1時まで営業しているのも嬉しいポイント。ぜひ一度、足を運んでみて!
  2.  事件が起きたのは6月22日の夜。バンコク郊外で帰宅途中の女性が突然、38口径の拳銃で胸を撃たれた。幸い女性は一命を取り留めたが、約1カ月半後、さらなる悲劇が襲う。殺害依頼の容疑で逮捕されたのはなんと、最愛の一人娘だったのだ。 「母の日」目前の8月9日、警察は実行犯の男2人と殺害を依頼した女1人を逮捕したと発表。女の名は被害者の実の娘ターイ(25)。事件当時は祖母を含む3人暮らしだった。  調べに対し娘は、「母の遺産で恋人を釈放させたかった」と動機を供述。事実、被害者は総額30万バーツの保険金と先祖代々の土地約8万㎡を有し、それらを相続できるのは娘のターイ容疑者ただ一人だった。また、交際相手のキッティポン(30)は現在、麻薬売買の罪で服役中。同容疑者と共謀して友人2人に殺害を依頼したと見られている。  世間は当初、このような愚行にさぞや驚いているだろうと哀れんだが、母親は自らが娘に殺害されることを予期していたという。自宅の水筒内でアリが大量死しているなど、2度も不可解な事件に遭遇していたためだ。しかし平静を装い、娘の動向を見守っていたのだという。  母のウアムドゥアンさんは「今はまだ娘に会いたくない。今後のことは法の裁きに委ねる」としながらも、「こんなことをされても、自分の子どもを嫌いになる母親なんていない」と、娘への慈愛の想いを吐露した。  再び母の大きな愛に気付かされた娘は今後、どう償っていくのだろうか。
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