“ミィ” 泰のビジネスを学ぶ BNK48大久保美織の挑戦【第66回】

長谷場:タイでは、2019年2月末に選挙が実施される方向で進んでいるみたいですが、それまでは軍事政権です。

ミィ:そうですよね。軍事政権なんですよねぇ、実感ないですけど。日本から遊びに来る人に話しても、信じてもらえないんですよ。

長谷場:そうですね。正確にはクーデターを成功させた陸軍、海軍、空軍の3軍と国家警察からなる国家平和秩序評議会(NCPO)が国を掌握しているのですが、立法、行政、司法の3権分立の形はしっかりとあって、それぞれ議会、内閣、裁判所が存在しています。

ミィ:NCPOって、テレビを見ていると突然画面が静止画になって、音楽が流れだしてアナウンスが始まるアレですね。

長谷場:はい。現在の議会は国民立法議会といい、議員は選挙で選ばれた人ではなく、国王から任命された220名の方々が務めています。
また、今の議会は国民立法議会のひとつしかないのですが、クーデターの前は日本の参議院と衆議院のように上院と下院の2院制で、それぞれ選挙で選ばれた方々が議員を務めてていました。

ミィ:2院制に戻るのですか?

長谷場:はい、順調にいけば2019年には。
さて、現在の行政機関の長がプラユット暫定首相です。同首相は、クーデターの前は陸軍トップである陸軍司令官でした。実は軍全体のトップというポジションもあるのですが、本当に力があるのは最大の勢力を誇る陸軍の司令官と言われています。

ミィ:全員を軍人にしたんじゃないんですね。

長谷場:そうなんです。国防大臣、内務大臣、天然資源・環境大臣などは軍にいた方が務めていますが、経済閣僚と呼ばれる財務大臣、工業大臣、商業大臣、デジタル経済大臣などは軍人以外が務めています。
そして、興味深いのはタイの憲法には大臣の条件が書かれてあるんです。

ミィ:大学卒業の学歴が必要なんですね。

長谷場:そうなんです。日本にはこのような条件はありません。日本国憲法に書かれている大臣の条件は「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」という一文と「大臣の過半数は国会議員の中から選ばれなければならない」だけです。

ミィ:国会議員ではなくても大臣になれるんですね。

長谷場:また、タイの憲法は279条まであって各条文が長く、日本だと法律に書かれていることも憲法に書かれています。例えば、今のタイの憲法19条には大臣になる前に “国王へ忠誠を誓い、国と国民のために働き、憲法を擁護する”という宣誓をしなければならないのですが、その宣誓の言葉までしっかりと書かれています。また、今度の下院議員選挙で国会議員が500人選ばれますが、その中の350人が選挙区での選挙で、残りの150人が比例代表で選ばれることになっています。この “比例代表で選ばれる人数は150人以下”ということが憲法の83条に書かれています。

ミィ:大臣はどんな人なんですか?

長谷場:来週説明しまーす。

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