【インドネシア】21年の新車販売80万台予測、回復鈍く、業界団体

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)のヨハネス・ナンゴイ会長は18日、2021年の国内新車販売台数が80万台にとどまり、19年の約103万台を依然として下回るとの予測を明らかにした。20年見通しからは大幅に増加するものの、景気回復の足取りが鈍く、新型コロナウイルス流行前のレベルまで回復するには2年ほどかかる見通しという。ジャカルタポストが19日付で伝えた。

20年の予測は10月に下方修正し、以前の60万台から52万5000台に引き下げている。

ただ、後に発表された10月の販売台数が低調だったことから、達成は困難な状況という。10月の販売台数は4万9043台。前年同月比で半減し、前月比でも1.0%の増加にとどまった。1〜10月の累計は前年同期比50.7%減の42万1089台で、目標達成には11〜12月に月間5万2000台近くを販売する必要がある。

自動車生産も落ち込んでおり、同協会は産業省と協力して、各メーカーに新規輸出先を開拓するよう要請。市場が大きい豪州などへの輸出を有望視している。1〜10月の自動車生産台数は49.0%減の54万9577台、完成車輸出台数は34.4%減の18万903台だった。


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