【マレーシア】21年の新車販売14%増、CGS-CIMB予想

【亜州ビジネス編集部】

CGS-CIMB証券は、2021年の新車販売台数が57万台となり、20年見込み比で14%増加するとの予想を明らかにした。各社による新型モデル投入で新車市場が活況になるとみている。ザ・サン・デイリーが伝えた。

国産車メーカーのプロトンが先に投入したBセグメントスポーツ多目的車(SUV)「X50」やプロドゥアが21年に投入する新SUV「D55L」が販売回復を後押しするとの見方。

またホンダ「シティ」や日産「アルメーラ」、トヨタ「ヤリス」など日本メーカーによる小型車の新型投入も販売増につながるとみている。

一方、マレーシア自動車協会(MAA)は、20年の新車販売台数を47万台、21年を55万台と予想。21年は各社の新型モデル投入や販促キャンペーンで販売が伸びるとみている。

なお米格付け会社のフィッチ・ソリューションズは、マレーシアが自動車生産拠点としてより高い国際的なポジションを獲得する方向にあると評価。政府が20年2月に発表した国家自動車政策(NAP)の改訂版「NAP2020」で新技術を駆使した自動車の開発に重きを置いたことが大きく、これを実現するための人材、コスト、設備、生産能力も域内諸国に比べると備わっていると評している。


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