【シンガポール】行動規制緩和の第3段階に移行、最多8人の会食可能に

【亜州ビジネス編集部】

シンガポールは12月28日、経済・社会活動を制限するサーキットブレーカーを解除後の第3段階に移行した。会食など家庭外での人の集まりは最多8人(以前は5人)まで認められる。労働者を現場に輸送する際の規制も解除された。

ホーカーセンターなど飲食施設で5人以上のグループによる会食は、まだあまり見られなかった。ジャンクション8の和民で友人5人と昼食の順番待ちをしていたジュニアカレッジ学生のコーさんは「仲間全員と一緒に食事ができるのが嬉しい。これまでは分かれての会食だった」と語った。

飲食施設では椅子のマーク付けが変更され、8人か8人以下の会食用テーブルでは、一部の席に貼り付けられていた使用禁止のマークが取り除かれた。

ホーカーセンターでは引き続き、グループ利用の際はほかの団体との距離(1メートル)を確保しなければならない。環境庁も、ソーシャルディスタンシングを監視する「アンバサダー」をこれまでどおり配置する。

労働者輸送では、トラックの荷台に労働者を乗せ建設現場などに輸送する際、収容能力より25%少なくするとの規制が解除された。しかし、労働者のマスク着用、会話禁止は継続される。

外国人労働者の宿舎から現場への移動、現場から宿舎への移動では、公共輸送機関は使えず、雇用者は専用の輸送手段を用意しなければならない。

(提供:AsiaX

http://www.asiax.biz)


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