【タイ】21年の輸出額3〜4%増にプラス転換予測

【亜州ビジネス編集部】

タイ荷主協議会(TNSC)は5日、2021年のタイの輸出額が前年比3〜4%増にプラス転換すると予測した。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、食品や医療用ゴム手袋、在宅勤務関連製品などの輸出が伸びると見込んでいる。同日付ポストトゥデーなどが伝えた。

20年の輸出額は6〜7%減と推定。1〜11月は前年同期比6.9%減の2113億8570万米ドル、11月単月では前年同月比3.6%減の189億3270万米ドルだった。

同協議会は21年の予測について、バンコク西郊のサムットサコーン県で20年12月後半に新型コロナの大規模感染が確認された問題は考慮していないと説明。都市封鎖(ロックダウン)の実施により、生産活動の停滞につながるリスクがあると懸念を示した。また、貿易相手国での感染の再拡大で外需が鈍化しており、輸出が伸び悩む要因になっていると指摘した。


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