【フィリピン】22年までの開発計画見直し、成長目標を下方修正

【亜州ビジネス編集部】

国家経済開発庁(NEDA)は4日、2017〜22年の国家開発計画「フィリピン開発計画2017〜2022年」の修正版を発表し、経済成長率などの目標を引き下げたことを明らかにした。

新型コロナウイルスの流行で達成が困難になった。計画を策定した17年の時点で経済成長率の中長期的な目標を7.0〜8.0%としていたが、今回の修正では21年と22年の成長率目標を、ともに6.5〜7.5%に引き下げた。

21年の貧困率については15.5%〜17.5%に修正。当初は14.0%を目指していた。失業率は当初目標の3.0〜5.0%を上回る7.0〜9.0%としている。

20年の実質国内総生産(GDP)成長率は、前年比マイナス9.5%(速報値)と低迷。失業率は10.2%に悪化していた。


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