【タイ】電動車の新規登録、20年は3万台13%増

【亜州ビジネス編集部】

工業省傘下のタイ自動車研究所(TAI)によると、2020年の電動自動車の新規登録台数は前年比13.2%増の3万750台だった。

内訳は、プラグインハイブリッド車(PHV)とハイブリッド車(HV)の合計が11.4%増の2万9460台、電気自動車(EV)が78.2%増の1290台。新型コロナウイルスの流行で市場全体が落ち込む中でも、プラス成長を確保した。17日付プーチャッカーンなどが伝えた。

20年は、上海汽車集団傘下で「MG」車を販売するMGセールス・タイランドが同社初のPHVを投入し、市場を押し上げる原動力となった。

また、同社は19年半ばに投入したEV「MG ZS EV」の20年の販売台数を826台と発表しており、EVの新規登録台数で高いシェアを占めたとみられる。

12月単月の登録台数は、PHVとHVの合計が2230台、EVが65台だった。

一方、20年通期の電動バイクの新規登録台数は12.5%減の4395台だった。EVが1591台に倍増する一方、PHVとHVの合計は33.7%減の2804台と落ち込んでいる。


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