【インドネシア】日東精工のブカシ工場、ねじ一貫生産体制を構築

【亜州ビジネス編集部】

工業用ファスナーの日東精工は12日、西ジャワ州ブカシ県の工場で、熱処理やめっきの工程を完備したねじの一貫生産体制を整えたと発表した。

従来比30%の納期短縮を実現し、自動車産業などの日系製造業が集積する現地で販売拡大を図る。

子会社の日東アラムインドネシア(NAI)が、18年に日系ねじメーカーから買収した工場の設備を増強した。

顧客の品質・納期ニーズに応えるため、3年をかけて工場建物の増築やトラックヤードの新設などを行うと共に、日本製の熱処理炉、めっき装置、浄水処理場を設備。環境汚染対策に配慮しつつ、ねじの初工程から出荷までを工場内で一貫してできるようにした。

NAIは1985年設立。首都西郊のバンテン州タンゲラン県でも工場を操業しており、ブカシ工場は第2工場となる。ねじやボルト、リベットなどの圧造冷間部品を生産販売している。


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