【タイ】1Qのスマホ出荷7割増、供給不足の反動=IDC

【亜州ビジネス編集部】

米系調査会社IDCタイランドによると、2021年第1四半期のタイのスマートフォン出荷台数は635万台となり、前年同期比で70.9%増、前四半期比で34.2%増だった。

第1四半期は通常、前四半期を下回るが、20年第4四半期に供給不足で出荷が停滞していたため需要が持ち越されていた。

韓国サムスン電子や中国OPPO(オッポ)が手頃な価格帯の第5世代(5G)対応端末を取りそろえたことも市場拡大につながったという。また、政府の景気刺激策で市民への補助金がスマホのアプリを通じて支払われることになり、買い替え需要が発生したことも出荷増の要因となった。

ブランド別の市場シェアは、サムスンが首位に躍進。新モデル効果でシェアが20%超に拡大し、前四半期の10%超(4位)を大きく上回った。

2位は店舗網の拡大を進めている中国の小米科技(シャオミ)で、前四半期の5位から浮上。

これまで3四半期連続トップだったvivo(ヴィーヴォ)はシェアが縮小して3位に後退し、4位のオッポ、5位の米アップルもシェアと順位を下げた。


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