【タイ】川崎重工、発電所向けガスエンジンを受注

【亜州ビジネス編集部】

川崎重工業は14日、発電大手RATCHグループの複合火力発電所向けにガスエンジン4基を受注したと発表した。

中部パトゥムターニー県で操業中の出力110メガワット(MW)の発電所に30MW級のエンジンを増設する事業で、川崎重工は昨年6月に発売した新型ガスエンジンを納入する。11月の出荷を予定しており、運転開始は来年9月の見通し。

今年3月にRATCHとEPC(設計・調達・建設)契約を交わしたシンガポールのジュロン・エンジニアリングから受注した。納入するエンジンは同クラスで世界最高の発電効率を誇り、電力需要が高い昼間のピークタイムに運転されるという。

RATCHは発電所の増強に16億バーツを投じる計画。発電した電力の大半は国家送電網を通じて供給し、ほかに発電所が立地するナワナコン工業団地内の企業などにも販売する。


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