【タイ】南部プーケットの高級ホテル、稼働率20%未満で推移

【亜州ビジネス編集部】

不動産コンサルタントの英系ナイトフランク・チャータード(タイランド)は、南部プーケットの高級ホテル市場の低迷が年末もしくは来年まで続くとの予測を示した。

外国人観光客を隔離期間なしで受け入れる政府事業「プーケット・サンドボックス」が7月1日に開始されたものの、2021年第3四半期の外国人来訪者数は10万人にとどまり、ホテル稼働率は20%未満の水準で推移するとみている。20日付ターンセタキットなどが伝えた。

外国人観光客の入国が制限される中では、稼働率は8%にとどまっていた。特に3月末に始まった新型コロナ第3波の影響で、5〜6月は3%まで落ち込んだ。

平均客室単価(ADR)も低水準が続く見通し。観光客を誘致するための値下げ競争が起きていることや、21年下半期から22年にかけて新規ホテルの開業が続くことが要因となる。

21年上半期に新規開業した高級ホテルはなく、6月末の客室数は2万2824室だった。当初は20軒以上が20〜21年の新規オープンを計画していたが、新型コロナウイルス流行の影響で延期されている。


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