【シンガポール】MRTの新区間開業、明電舎が電気設備

【亜州ビジネス編集部】

明電舎は8月30日、同社が単独受注して電力設備を供給したシンガポールのMRT(地下鉄・高架鉄道)システム「トムソン・イーストコースト線」(TEL)の第2期が28日に開通したと発表した。

TELは北部ウッドランズ・ノースから南北線とほぼ並行して南部マリーナ地区に至り、そこから東部のカトン・パーク、シグラップ、ベドックに向かう全長43キロの鉄道。

今回開通した第2期は昨年1月に開通した第1期の延伸部分で、北部に位置するスプリングリーフ駅から南部方向へカルデコット駅までの6駅を結ぶ全長13キロメートルの区間となっている。

明電舎は第1〜3期に車両基地と22駅の鉄道用電力設備一式などを陸上交通庁(LTA)から受注。第4〜5期でも電力遠方監視装置や非常停止設備などの納入を予定するなど、全線に携わっている。

同社のグループは1987年開業のMRT東西線と南北線の建設で電力システムコントラクターとして従事。現在はこれら路線システムの一括更新事業にも携わり、23年の完工を目指している。


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