【中国】車載チップ品薄は常態化へ、21年も不足率20%=ボッシュ幹部

【亜州ビジネス編集部】

車載半導体チップの不足は、2022年も「常態化」する見通しだ。

今年上半期の不足率は20%で推移し、8月に入り状況はやや改善したものの、足元で50%にまで悪化するなど、需給ひっ迫の問題は一段と深刻化している。ボッシュ現地法人である博世中国投資有限公司の陳玉東・総裁が13日に語った内容として、毎日経済新聞が伝えた。

半導体産業や自動車産業のサプライチェーンは、混乱が長期化している。一部分が改善した後も、また別の部分で不足が生じる状況だ。不安定な操業を強いられている。

自社の車載チップが円滑に供給できる販売先は、足元で顧客全体の2割に過ぎない。今後は状況が改善に向かうと想定しているものの、22年も21年上半期水準(不足率20%)で推移するとの見通を示した。

ボッシュの統計によると、1台の自動車製品には100〜500個の車載チップが必要。うちボッシュは平均17個を提供しているという。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る