【タイ】首都圏の新築住宅発売、1〜9月はタウンハウスが最多

【亜州ビジネス編集部】

不動産コンサルタントのエージェンシー・フォー・リアルエステート・アフェアーズ(AREA)の集計によると、2021年1〜9月のバンコク首都圏の新築住宅発売戸数は3万5512戸となり、うちタウンハウス(低層集合住宅)が全体の40%を占める1万4310戸で最多だった。コンドミニアム(分譲マンション)は新型コロナウイルス流行の影響で発売を遅らせる動きが広がり、1万2320戸にとどまった。21日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

戸建て住宅は4689戸、ツインハウスは3860戸だった。

ツインハウスは開発に必要な土地が140平方メートル以上と法律で定められおり、戸建て住宅の200平方メートル以上と比べて小規模なスペースで開発できることから、発売が増加した。また、戸建て住宅のように独立性を保つ設計が採用されるようになったことで、需要が高まっている。

全体の販売総額は1797億3000万バーツだった。うちコンドミニアムが632億1200万バーツで最多。これに、戸建て住宅が494億8500万バーツ、タウンハウスが423億2000万バーツ、ツインハウスが221億5800万バーツで続いた。

1戸当たりの平均価格は、全体で506万バーツ。戸建て住宅は1055万バーツ、ツインハウスは574万バーツ、コンドミニアムは513万バーツ、タウンハウスは296万バーツだった。


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