【タイ】SET上場の商銀10行、3Qは36%増益

【亜州ビジネス編集部】

タイ証券取引所(SET)に上場する商業銀行10行の2021年第3四半期の純利益合計は、前年同期比35.9%増の430億7800万バーツ(約1460億円)だった。前年同期は新型コロナウイルス流行の影響で貸倒引当金を大きく積み増していたため、反動が出た。クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

全行が黒字を計上し、8行が増益だった。

◆サイアム商業銀行(SCB)=90.0%増の88億1800万バーツ

◆アユタヤ銀行(BAY)=14.9%増の69億9100万バーツ

◆バンコク銀行(BBL)=72.0%増の69億900万バーツ

◆クルンタイ銀行(KTB)=65.4%増の50億5500万バーツ

一方、カシコン銀行(KBANK)は3.0%減の86億3100万バーツと減益だった。

1〜9月の純利益合計は31.6%増の1390億バーツだった。UOBケイヒアン証券は、21年通期の純利益合計が前年比20%増となり、1700億バーツを上回ると見込んでいる。


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