【タイ】民間合同委、21年のGDP予測を引き上げ

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)とタイ商工会議所連盟(BOT)、タイ銀行協会(TBA)の3団体で構成する民間合同委員会(JSCCIB)は、2021年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比プラス1.0〜1.5%と発表し、10月の前回予測(0.0〜プラス1.0%)から引き上げた。

11月1日から外国人観光客の本格的な受け入れが再開されることで、観光業と関連サービス業が回復に向かうとみて、上方修正した。10月31日付ターンセタキットなどが伝えた。

1〜9月の輸出額が前年同期比15.5%増と堅調に推移していることも、追い風になるとみている。

ただし11〜12月の外国人来訪者数は月10万人にとどまると予測し、タイ国政府観光庁(TAT)の30万人と比べて慎重な見方を示した。

一方、22年のGDP成長率は6%を予測。新型コロナウイルスの感染再拡大が起きなければ、外国人来訪者数は600万〜1000万人に増えると見込む。ただ、新型コロナ前の19年の4000万人は依然として大きく下回る見通し。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る