【タイ】発電公団、EV充電所を来年140カ所に拡大

【亜州ビジネス編集部】

タイ発電公団(EGAT)は、電気自動車(EV)充電所の設置数を来年に全国140カ所以上に拡大する目標を明らかにした。

これまでは90カ所を目指していたが、政府が推進する低炭素社会の実現を後押しするため、目標を上方修正した。8日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

現在の設置数は18カ所。建設中の22カ所が近く完成し、年内に40カ所体制となる。

来年にはさらに30カ所の完成を控えているほか、AC(交流)式の通常充電設備を50カ所、DC(直流)式の急速充電設備を20カ所増設する計画もある。

EGATは今年3月に充電所の運営を開始。専用アプリで予約や支払いの利便性を高めた上、利用に応じてポイントが貯まるシステムを導入し、利用者数は堅調に推移しているという。

一方、使用する車両の電動化も進める。発電ダムや提携先の給油所、商業施設、ホテルなどで使用する車両について、EVへの切り替えを推進。2030年に国内で生産する車両の30%以上をゼロエミッション車(ZEV)とする政府の目標を支援する。


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