【タイ】川崎汽船、首都東郊に冷凍冷蔵などの新倉庫

【亜州ビジネス編集部】

川崎汽船は17日、バンナー地区に冷凍冷蔵倉庫と一般ドライ倉庫を新設すると発表した。バンコク首都圏で保管・運送の機能を強化。タイ国内での物流需要の拡大や顧客ニーズの多様化に対応する。

冷凍冷蔵倉庫を運営するバンコク・コールド・ストレージ・サービス(BCS)と、一般ドライ倉庫を運営するKラインコンテナサービス(タイランド)(KCST)が同じ敷地にそれぞれの新倉庫を設ける。

BCSの冷凍冷蔵倉庫は23年5月のサービス開始を予定。床面積は7240平方メートル、貨物保管能力は8550トンで、25度の定温保管庫やゼロ〜15度の冷蔵保管庫、マイナス25度の冷凍保管庫を設ける。食品・医薬品の保管に関する品質認証の「HACCP」「GMP」「GDP」に適合した倉庫とする。

KCSTが新設する一般ドライ倉庫は来年12月にもサービスを開始する。床面積は1万2000平方メートルで、6基のドックレベラーを設置。電子商取引(EC)商品への対応として、高層ラックの設置で収納箇所を増やし、少量多品種の保管を可能にする。

現在は、BCSがバンナー地区と、近隣のテパラック地区の2カ所で計2棟の冷凍冷蔵倉庫を、KCSTがバンナー地区とチョンブリー県の3カ所で計10棟の一般ドライ倉庫をそれぞれ運営している。


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