【ベトナム】11月の新車販売3.9万台、6カ月ぶり増加

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2021年11月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比6.3%増の3万8656台だった。増加は6カ月ぶり。前月からは29.7%増加し、14年3月以降で最少だった8月から3カ月連続で前月を上回った。4月末に新型コロナウイルス流行第4波が発生し、7月半ばから南部地方を中心にロックダウン(都市封鎖)が講じられ販売が落ち込んだが、規制緩和に伴い回復に向かっている。

内訳は乗用車が前年同月比3.4%減の2万7764台(前月比39.8%増)、商用車が44.3%増の1万280台(8.3%増)など。国内生産車の販売は10.8%減の2万965台(36.6%増)、輸入車は37.7%増の1万7691台(22.4%増)だった。

VAMA会員企業の販売台数は4.6%増の3万6454台(前月比34.3%増)。ブランド別ではトヨタが5.7%減の9978台(41.0%増)で最も多く、これに韓国・起亜、マツダが続いた。

1〜11月は4%増、コロナ前からは11%減

1〜11月の新車販売台数(一部企業除く)は25万7390台となり、前年同期から3.5%増加した。ただ新型コロナ流行前の19年1〜11月の28万8822台を10.9%下回っている。

内訳は、乗用車が3.7%減の17万7525台(19年同期比16.4%減)、商用車が22.8%増の7万4692台(同4.1%増)など。国内生産車の販売は9.5%減の14万2671台(16.0%減)、輸入車は26.0%増の11万4719台(3.9%減)だった。

VAMA加盟企業の販売台数は23万3676台で2.2%減少。VAMAトップのトヨタは7.2%減の5万5109台で、これに起亜と三菱自が続いた。


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