【タイ】失業者7万人の就業支援事業を開始=政府系銀行など

【亜州ビジネス編集部】

アーコム財務相は27日、政府貯蓄銀行(GSB)などが実施する就業支援事業の開始を発表した。新型コロナウイルス流行の影響で失業した人々の収入を支援し、国内経済の成長につなげる。第1弾の予算は50億バーツ。7万人以上の就業を目指す。同日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

バンコク都庁(BMA)や科学技術省傘下の国家科学技術開発機関(NSTDA)なども協力し、料理など100コース以上の技能研修や小売りスペースなどを提供する。資本金を必要とする人には、1人当たり5万〜30万バーツを貸し出す。

同相はまた、2022年の国内総生産(GDP)成長率が前年比プラス4.0%に達するとの予測を改めて発表。堅調な輸出や投資が成長をけん引すると自信を示した。一方、新型コロナの影響で観光業の回復にはまだ時間がかかるとみて、地域経済や国境経済をはじめとする国内経済の成長を促進する方針を示した。


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