【シンガポール】1月の工業生産2%増、4カ月連続プラス

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール経済開発庁(EDB)が25日発表した2022年1月の鉱工業生産指数(19年=100)は123.9となり、前年同月比で2.0%上昇した。前年同月を上回るのは4カ月連続。ただ、前月までの2桁上昇からは減速した。前月に大きく上昇していたバイオ医療(10.6%低下)がマイナスに転じた。

バイオ医療では医薬品(18.0%低下)が大きく落ち込んだ。一方、医療機器の輸出増で医療技術(1.1%上昇)はプラスだった。ほかの業種では、香料の減産で化学(2.3%低下)が6カ月ぶりの前年割れに転じ、輸送エンジニアリング(16.2%上昇)や精密エンジニアリング(11.6%上昇)は伸びが減速。輸送エンジでは陸上の分野がマイナスだった。

一方、主力の電子(0.1%上昇)は小幅ながら2カ月ぶりにプラスを回復。半導体(0.9%低下)が2カ月連続のマイナスだったものの、前月に比べ落ち込みが緩和した。


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