【タイ】極洋が生食工場稼働、すし種など各国に供給

【亜州ビジネス編集部】

極洋は、バンコク西郊で建設を進めていた生食工場が完成し、先月に稼働を開始したと発表した。

サーモンなどのすし種や、冷凍すし、スモークサーモンを生産する。同じ敷地の煮魚・焼き魚工場と合わせ、各国への供給を担う海外基幹工場となる。2工場合計で今年は7000トンの生産を計画する。

子会社の極洋グローバル・シーフーズが13億円を投じ、サムットサコーン県の2万8800平方メートルの敷地に建設した。世界的に和食需要が高まる中、2工場からは日本だけでなく、東南アジアや欧米など各国に製品を供給する計画。3500トン規模の冷凍保管能力も有しており、インドシナ半島の物流拠点としても活用する。

同子会社は19年設立。煮魚・焼き魚工場は20年3月に稼働させた。20億円を投じて建設したもので、煮魚と焼き魚のほか、シメサバ、生食エビ加工品を生産している。


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