【タイ】2月の新車販売26%増、2カ月連続プラス

【亜州ビジネス編集部】

タイ国トヨタ自動車(TMT)の24日発表によると、2022年2月の国内新車販売台数は前年同月比26.3%増の7万4489台だった。

前年同月を上回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和されたことで事業向けなどの需要が拡大し、21年12月に開催されたモーターエキスポで予約された分の納車などもあって好調だった。

内訳は、乗用車が19.1%増の2万2590台、1トンピックアップトラック(乗用ピックアップ=PPVを除く)が35.5%増の3万5722台など。乗用車、1トンピックとも2桁増は2カ月連続となる。


メーカー別では、首位トヨタが57.2%増と大きく伸びて全体をけん引。2位いすゞは22.6%増、4位の三菱自動車は26.4%増だった。一方、3位のホンダは21.3%減と落ち込んだ。


1〜2月の販売台数は前年同期比26.1%増の14万3944台。乗用車、商用車とも約3割増えた。

TMTは3月も市況の改善が続いていると指摘。新型コロナの影響が薄れたことで生活が正常化している上、23日開幕のモーターショーに合わせた各社の新モデル投入や販促活動が販売を押し上げると見込む。一方、原油高が消費者に与える影響に懸念を示した。


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