【アセアン】2月の域内自動車生産15%増、2桁の伸び続く

【亜州ビジネス編集部】

東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の自動車業界団体が加盟するアセアン自動車連盟(AAF)の集計によると、2022年2月の域内6カ国の自動車生産台数は、前年同月比15.3%増の33万7933台だった。前年同月を上回るのは12カ月連続で、ここ3カ月は2桁のプラスで推移。旧正月連休の時期の変動もあるため単純比較はできないものの、新型コロナウイルス流行前の19年2月も上回った。インドネシアで大幅増が続いている。

インドネシアは42.9%増の11万961台と大きく拡大し、全体をけん引した。11万台を超えるのは4カ月連続。前年同期に低迷していた反動があり、国内販売は6割前後の伸びが続いている。ベトナムも生産・販売がそろって大きく伸びた。一方、2月は連休もあって営業日が少なかったことから、前月比では3割近いマイナスだった。

域内で最大の生産国であるタイの生産台数はほぼ横ばい。1トンピックアップトラックが2桁増となる一方、部品不足で乗用車の生産が落ち込んだ。国内販売は1トンピック、乗用車とも2桁の伸びだった。

22年2月の域内7カ国合計の新車販売台数は27.3%増の25万471台。19年2月とほぼ同水準だった。1〜2月は生産が前年同期比16.0%増の67万6620台、販売が26.0%増の50万948台だった。


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